〇八月、其の〇七 【稚児車】


『ふるふると あおに手を振る 稚児車ちんぐるま



季語/稚児車ちんぐるま

季節/夏

場所/北海道の山の中(百名山というテレビで見た)

時間/昼


捕捉・備考/

 山の、特に標高の高い山になってくると、森林限界が訪れ、背の低い植物が多くなってくるんですよね。そして吹きさらしになるので、小さな稚児車が風にあおられて、ふるふるふるふるーっと揺れ動くんです。まるで空に手を振るように。それがもう本当に可愛いのです。花は美しい系と可愛い系に分かれますが、これは俄然後者。

 それが少しでも伝わればいいなあと思います。

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