第3話暇な概念

精神の中にお邪魔する


「こんにちは~」「ごきげんよう、ようこそこのわたくしの心の中へ

歓迎いたしますわ」かみをお手で、さらっとする


「いや、よろしく」「よろしくお願いしてもらってもよくってよ、」

顔を背ける

「それで、このわたくしに何の用ーいっておきますけど、あなたが来てうれしいだなんて思っておりませんわ

勘違いなさらないでくださる」


その割には、紅茶とコーヒーを用意してくれるところあたりは優しいなぁ

「こほん、よく聞きなさい実はわたくし記憶喪失なの」


そうなんだ――それくらいしか頭に思いつかない


「ですけれど「解放<藻花>」そういう声がしてなぜか特殊な力が使えるそういう気がしましたの?」

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