第29話 闇の僕と光の女の子 三

 「あ、あそこに姫路城だ!白くてきれい~!」

「ホントだね!」

駅構内を出ると、そこには大通りがあり、その向こうには…姫路城が見える。

 そしてその通りは、「大手前通り」と言うそうだ…これは美玲から得た知識だ。

 「ホントに白いな…!

 それで、僕たち今から、あそこに行くんだよね!」

 僕は美玲にそう言いながら、自然とテンションが高まっていくのを感じる。

 「ああ~でもさかずくん、その前にそこの『ピオレ』で買い物してもいい?」

「えっ…!?」

僕は、美玲の買い物に付き合わされる羽目になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る