第3話

僕は彼女と付き合い始めた頃、付き合う前から好きだった人のことを諦めきれず、彼女がいるのにも関わらずその人のことを想い続けていた。

そして、事件は起こった。彼女と2人で焼肉屋に訪れ食事中に諦めきれずにいた子からLINEが届いた。僕は、彼女がいるのにも関わらずその子の家に今度泊まりに行く約束をしていた。そのLINEの内容を見た彼女は泣きながら店を飛び出した。僕は、すぐに会計を済ませて追いかけた。彼女は彼女の家の最寄り駅まで1時間電車の中で泣いていた、僕は「ごめん」としか言えなかった。結局、彼女の家の最寄り駅まで追いかけたが口は聞いてもらえなかった。

その日の夜、彼女と僕は電話で初めての大喧嘩をした。話は簡単にはまとまらなかったが、僕は何度も何度も謝り、本音と本音をお互いぶつけあった。

僕はその時に、彼女の本気の思いを知った。そして、僕は自分の愚かさを後悔し、彼女を愛おしいと思った。この事件は、僕が彼女を本気で愛しはじめるきっかけになった。

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