あらすじ2

ドアを叩く音が聞こえた。ドアを開けると小さな女の子を連れた姉がいた。

「ちょっといいかしら?」

「何しに来た?あの家の事は知らないぞ。」

俺は10歳で家を追い出されたんだ。家のことなんて知っちゃこっちゃない。

「いいえ、もっと大切なこと。この子を預かって欲しいの。」

姉はそう言い頭を下げた。

「まてまて、俺よりもクソジジイや金払って預けやいいだろ。」

「少し長くなるかもしれないから家入っていいかしら?」

俺は家にあげお茶を出した。

「それで理由は?」

「まず、お父様は数年前になくなったわ。母様は、今病気で任せれないし、この子は人見知りであまり血の繋がりがない人には預けたくないの。だから、弟のあなたに預けることにしたの。」

「それで、預かるとして何年だ?」

「隣国の新しいダンジョンしだいね。でも最高で5年かしら。」

俺は姉の横にいる女の子を見た。

女の子は、俺の家にある本を見ていた。

「本が気になるのか?」

俺がそう言いと、コクコクと頭を上下した。俺は本を1冊取り女の子に渡した。

女の子は目を見開いて読んでいた。

渡した本は、俺が10年弱かけて書いた絵付きのモンスター図鑑だ。

「やっぱりあなたに預けて正解だわ。この子は、すぐにあなたに懐くわ。それじゃあよろしくね。お金は置いてくから。」

姉はそう言い、家から出ていった。

女の子は、母が出ていった事には目もくれず本をじっくり読んでいた。

「お前の名前は?」

俺は女の子の頭を撫でながら聞いた。

「私の名前は、、、メイ」



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