このオリエンテーションはきっと間違っている②

4時間目になると上杉先生は大きな箱を持って教室へとやってきた。


荷物を教卓に置くと先生は両手をパンと叩いた。


「はい!起立〜!お願いします!」


そう言って生徒に挨拶をさせ、座るように促す。


「今日はオリエンテーションについて説明します!」


そう言うとプリントを配り始めた。


「今配布しているしおりに書いてあるとうりに1週間山梨県の山の奥でクラス内対抗戦行ってもらいます。だから今からみんなで読んでいきます。

ではまず1枚目書かれていることは読んでおくようにじゃぁ次のページをめくってください。はい2枚目はルール説明です。ルールは簡単自分のチームの色を敵の体のどこかにかけるそれだけ。自分のチームの大将が倒されるとそこで終了。ちなみに途中で寝返ってもいいし、敵チームと同盟を組んでもいいよ。武器はこれ!!」


そう言い先生は持ってきた荷物の中から武器を取り出して僕たちに見せる。


「小型の銃と大型の銃と小さい刃物と日本刀みたいなやつだけど、あと個人で持って行きたい物が有れば担任に相談でお願い。武器の説明ね、銃系のやつには玉に色が入っていて何かに当たるとその玉が破裂する仕組みで簡単に言えばカラーボールみたいなもんだね!次が刃物系のやつには鞘の中に色の成分が入っていて途中で色が薄くなってきてもまた鞘になおせば色が濃くなるように出来ているんだ。そして地形は大きな山や小さな山があって小さな古民家も何個かあるよ、3階建てのホテルもあるけどここは殺られてしまった人しか使えないから。まぁそんなとこで質問は聞きにくるなりNINEを私にするなりで聞いてください。それではLet's think!!」


先生は言うことだけ言い終えると教室をすぐに去っていった。


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