靡【ビ】 [訓]なびく

 1 他の力に従う。なびく。「靡然/風靡」

 2 衰える。「萎靡(いび)」

 3 はでで美しい。「猗靡(いび)」

 4 おごる。ぜいたく。「淫靡(いんび)・奢靡(しゃび)」

 (デジタル大辞泉】


氷魚【ひお】

 鮎あゆの稚魚。半透明で氷のようなのでこの名がある。琵琶湖産のものが特に有名。ひお。ひのいお。こおりのいお。 (大辞林 第三版)


悲歌慷慨【ひかこうがい】 悲壮な詩歌を歌い、憤りなげくこと。(大辞林 第三版)


庇護 【ひ ご】

 弱い立場のものをかばって守ること。

  「不幸な子供達を-する」 「親の-の下に育つ」  (大辞林 第三版)


氷雨【ひさめ】

 1 雹(ひょう)や霰(あられ)のこと。

 2 冷たい雨。また、みぞれ。(デジタル大辞泉)


翡翠【ひすい】

 1 カワセミの別名。雄が翡、雌が翠。

 2 カワセミの羽の色。美しく光沢のある髪の色などにたとえる。翡翠色。

 3 つやのある緑色の硬玉。また、硬玉と軟玉の総称。主に翡翠輝石からなり、美しさをカワセミの背にたとえた名。 (デジタル大辞泉)


顰に倣う【ひそみにならう】

 善し悪しも考えずに、やたらに人のまねをする。また、他人にならって物事をするのを謙遜していう言葉。 (デジタル大辞泉)


逼迫【ひっぱく】

1 行き詰まって余裕のなくなること。事態が差し迫ること。「情勢が逼迫する」「財政が逼迫する」

2 苦痛や危難が身に迫ること。「身心悩乱して、五体―しければ」〈太平記・二三〉  (デジタル大辞泉)


旱・日照り【 ひでり】

① 日が照ること。

② 暑い晴れの日が続き、雨が降らず、川や池・井戸などの水がかれること。旱魃かんばつ。旱天かんてん。 [季] 夏。 《 大海のうしほはあれど-かな /虚子 》

③ あるべきものや欲しいものが不足すること。 「女-」 .

 (大辞林 第三版)


飛天【ひてん】 

 天界に住み、仏を守りたたえる天人・天女のこと。空中に舞うことからいう。光背や天蓋てんがいに彫られる。 (大辞林 第三版)


一頻り【ひと ‐しきり】

 しばらくの間。その間に物事が集中するようすにいう。いっとき。ひとっきり。 「犬が一頻りほえた」「一頻り話題になった映画」

 (デジタル大辞泉)


終日【ひねもす】

  朝から夕方まで。一日中。終日しゆうじつ。ひめもす。

  「春の海-のたりのたりかな/蕪村句集」 (大辞林 第三版)


悲憤【ひふん】

 悲しみ、いきどおること。「悲憤の涙」「悲憤を燃やした」 

「それらを二重に―する気持で」〈宮本・伸子〉

 (デジタル大辞泉)


百鬼夜行【ひゃっきやこう】

 1 いろいろの化け物が夜中に列をなして出歩くこと。ひゃっきやぎょう。

 2 得体の知れない人々が奇怪な振る舞いをすること。ひゃっきやぎょう。

 「百鬼夜行の政財界」 (デジタル大辞泉)



憑依【ひょうい】spirit possession

 人の生霊・死霊,動物霊などが人間の体内に入ることによって,その人が精神的,肉体的に影響を受ける現象をいう。その底には,霊は肉体から自由に出入りできるとする信仰がある。また人に乗移った霊を憑物 (つきもの) という。このような憑霊信仰は,シャーマンや霊媒の憑依のような統制的なものと,憑かれた霊によって人が病気や異常な精神状態を起すような非統制的なものに分れる。前者が正常な望ましい憑霊であるのに対して,後者は概して異常な病的現象とされ,治療されるべき対象となる。また憑霊には,一時的に他の霊が乗移るという「憑き」の現象と,遺伝的,伝染的に家系に伝わるという「持ち」の現象とがある。日本では「持ち」の家はきつね持ち,犬神筋などと呼ばれ,他から縁組を嫌われ,差別も受けることになるので,憑物筋俗信の根強い地方では,社会的葛藤を呼起すことが多かった (→犬神 , 狐憑 ) 。乗移るとされる動物霊は,たぬき,きつね,へび,ねこ,さる,いぬ,河童などがあげられる。憑物は祈祷師などが落してくれると信じられており,憑かれた者はうわごとを言ったり,奇妙な行動をとるなどの異常を起すが,また身体的病気でも憑物のせいにされることがある。憑依現象は世界中に広くみられ,インドネシアではとらやわにに憑かれるとされる。

 (ブリタニカ国際大百科事典)


氷輪【ひょうりん】 氷のように冷たく輝く月。 (デジタル大辞泉)


比翼の鳥【ひよくのとり】

 1 雌雄それぞれが目と翼を一つずつもち、2羽が常に一体となって飛ぶという、中国の空想上の鳥。夫婦の仲のよいことにたとえられる。

 2 極楽鳥(ごくらくちょう)の別名。 (デジタル大辞泉)


天鵞絨【ビロード】 ビロードに当てた漢字を音読したもの。(大辞林 第三版)



Q&A 美しい日本語の辞典より(重複あり)

いくつ読めますか? 答えは次頁


贔屓

微醺

膝栗毛

ひそみに倣う

ひた押し

ひたと

左団扇

畢竟

筆舌に尽くしがたい

一廉

一くさり

一入

一頻り

一筋縄

一つ穴の貉

一肌脱ぐ

人身御供

一目惚れ

火ともし頃

人もなげに

ひと悶着

雛形

鄙びる

日ならずして

終日

桧舞台

火ぶたを切る

秘め事

秘めやか

ひもじい

百鬼夜行

剽悍

飄然

瓢箪鯰

豹変

兵六玉

比翼の鳥

日和見

昼行灯

貧すれば鈍す

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