最終章 みんなが幸せでありますように

前章のあらすじ

「アサキのパワー」について、転造時にロードバランサーが働いたためだろうとヴァイスは推測する。

どのみち現実世界ヴアールハイトはるとカズミも来るのであれば、アサキの莫大な魔力を分散した方がより安全であろう、と。

ならば自分が死ねばアサキがもっと強くなるな、というカズミの冗談にアサキは本気で怒る。


倒したはずのシュヴァルツがエネルギー体で現れ、ヴァイスをさらって姿を消す。

アサキたち後を追うが、アインスたち三人が行く手を阻む。

カズミはアサキを行かせるため、一人で三人の相手を引き受ける。

戦いを焦るアインスたちの態度から、ここでの足止めがアサキを助けることになるとカズミは戦意を燃やす。

だが、戦いは劣勢であり、カズミはついに「アサキのパワー」を発動させてしまう。

あまりにも強力な魔力に治奈同様に自らを破壊しながら、カズミはアインスたち三人を道連れに大爆発。


カズミの魂は、いつか宇宙を救済したアサキが作るであろう世界を信じながら、消滅した。

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