第三十四章 世界が変わらずあることに

前章のあらすじ

アサキたちはこの救いの無い世界の中にほんの一時のやすらぎを得るのだが、至垂が再び現れて、また激しい戦いが開始される。


途中、アサキは人工惑星のAIによって惑星内部へと飲み込まれてしまう。

なんの思惑があって呼ばれたのかは分からないが、会うにはまだ早いと思ったアサキはなんとか強大な力で引力を振り切って、逃げ出し地上へと戻る。


アサキと至垂との戦いが再開される。

調子に乗り過ぎた、とヴァイスの怒りを買った至垂は、彼女の攻撃を受けて退散する。

その退散の途中、シュヴァルツに首を落とされてついに絶命する。


追ってきたアサキと、シュヴァルツとの戦い。

だがシュヴァルツはすぐに逃げて姿を消してしまう。そこにあったはずの、至垂の死体と共に。


謎を残しつつも、連戦一息。

圧倒的な強さのアサキであるが、起こる事態があまりに矢継ぎ早で、溜まった疲労にとうとう倒れてしまうのだった。

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