第39話 自分の世界
ここはどこだ
昨日までとはまるで違う
途端に目の前が真っ暗になり
何も見えなくなった
音も聞こえない
足元から崩れ落ちるような
波に飲み込まれるような
底無し沼に引き込まれるような
そんな感覚
見えなくても
聞こえなくても
周りの気配は感じる
しかし
それさえも
自分が知っているものではない
陰鬱とした
まるで
破滅の気配
昨日までの
つまらなくても
平穏無事な世界は
仲間は
家族や
街の人々は
どこにきえたのだろう
何が起きた?
誰のせいだ?
・
・・
・・・
いや
誰のせいでもない
その場限りの快楽を求めた
今が良ければそれでいい
刹那的な人生を選んだ
紛れもなく
自分が選択した道の先
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます