おやぢ的 気まぐれワ～ルド カクヨム版

始めに

ごあいさつ

　アルコール依存症は、精神疾患です（世界保健機関（WHO））

　アルコールを大量摂取することが続くと、体内に一定量以上のアルコールがあることが正常だと脳が勘違いします。

　体内のアルコール濃度が減ってくると、それが異常だと脳が感じ、アルコールの摂取を求めます。

　それが繰り返されると、正常だと脳が思い込むアルコールの量が増えていきます（アルコール耐性）

　アルコールが体内に少なくなると それだけで不安感が湧き、更にアルコール摂取量が増します。

　アルコール摂取のコントロールが効かなくなり、アルコール摂取が生活の中心になってきます。

　アルコール多用摂取で、内臓や血管や体にも不調があらわれますが、アルコール摂取のコントロールが効かなくなっているので、止めることが出来ません。

　家族や友人たちが心配して、アルコールを飲む量や回数を減らしたり アルコール摂取を一時的に止めるように話しますが、家族や友人よりも、お酒が大切だと思い込みます。

　脳が、アルコール摂取こそが一番大切だと判断しているからです。

　仕事にも行けなくなります。

　常に飲み続けます。

　飲まなくては、不安で不安で仕方なくなってしまいます。

　いくら説得してもお酒をやめないので、やがて家族や友人も離れていきます。

　一人ぼっちになってしまいます。

　でも……　寂しくはありません。

　だって、大好きな お酒がいつも一緒なんだから。

　唯一の友達の お酒がいつも一緒なんだから。

　だけど、仕事にも行っていない。いや、行けない。

　家族や友人も離れていく。

　お金がない。お金がない。

　お酒が、買えない。

　お酒が、手に入らない。

　たまたま、その状態で大量吐血をしたわしは、幸運だったのだろう。

　それ以来、飲まない生活が続けられています。

　遅くなりました。

　アル中のＯＫＫＵＮです。

　お酒を一切 口にしなくなり約四年（執筆開始時）

　いわゆる『断酒』生活を続けられています。

　素面の生活が続くと、まずアルコールまみれになっていた以前の感性が戻ってきました。

　そして、さらに色々なことに新たに興味がわいてきました。

　飲んだくれていた頃に中断していた他サイトでの創作活動を再開したのもこの頃です。

　そんな中で、創作だけでなく日々の生活のなかで感じあれこれや、ニュース、わしの病気であるアルコール依存症についてなど、備忘録的に書き留めることも始めました。

　備忘録──つまり自己記録です。

　今、何をして何を考えているかを後に確認するために。

　さらに、記録内容が創作のヒントになれば──との思いから書き始めたものが、意外にも他のクリエーターさんの創作や物の考え方、捉え方のヒントにもなっているようです。

　このたび『カクヨム』さんにもエッセイとして、ブログとして発表させていただき、何かのお役に立てばと考えております。

　作品についての簡単な説明は、作品説明に記しております。

　それでは、間もなく開幕いたします。

　よろしくお願いいたします。