スピーカーのあらすじ

俺の名前はスピーカー。なにそれって?機械から音を出す装置だよ。かっこいいだろぉ?

俺がいないと音が出ないから、もう周囲からもててもてて困っちゃうぜ。


しかし、ある日を境に俺の回りから少しずつみんながいなくなっていった


その原因は、あいつだ、あいつ。


ヘッドフォンジャックだ!!

てめえ俺の下のところにしれっとなくついてんじゃねえ!

俺から音を持って行くな!


しかしヘッドフォンジャックには利点があった。

音が外に漏れないので周りの住人から怒られなくて良い。

今のヘッドフォンは音質が良いので性能でも負けているときがある。

そして何より、今の社会ではヘッドフォンで音を聞くという習慣が定着していて音オタでもないかぎりはスピーカーに目を向けない。


勝てない。


これは、この逆境からスピーカーの存在を再定義していく熱い熱いドラマティック物語である。


359文字

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