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足が遅くて、ずっとかけっこがビリだった。
中学、高校と進むにつれて
運動音痴は変わらないのに
なぜか人並みの順位になった。
ある日気づいた。
私が速くなったのではない。
周りの皆は、胸の揺れを隠すため
手で押さえたりTシャツ引っ張ったりして
走っているんだ…
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