オッちゃんシリーズ:オッちゃん、行きつけの郵便局を失うの巻。(2010年)
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別ブログより転載です。
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『オッちゃん、行きつけの郵便局を失うの巻。』
郵便局から電話がかかってきた。
「男の人が荷物を発送しにいらして、忘れ物をして行かれたのですが。送り主の住所のところに書いてあった電話番号におかけしています」
それ、オッちゃんだ。。。
オッちゃんが仕上げたブツを、こちらに持って来てもらってから先方に送るという時間の余裕がなかったために、発送もオッちゃんから直接してもらったのだ。もちろん、発送元はうちの会社ということで。
「忘れ物はナンですか?」
「紙袋です。。。」
「中身は?」
「えーーっとですね。。。」と言いよどむ局員。
「ご本人ならわかってらっしゃると思うので…」と、中身を言わない。
何かまずいものなのか??
それ以上ツッ込まずに、「とにかく、紙袋ですね?」と念を押し、郵便局の電話番号と担当者を聞いて電話を切ると、今度はオッちゃんに電話だ。
用件を伝えると、
「んー、そうだったか~。わかった。。。」とオッちゃんは電話を切った。
しばらくたった先日、そういえばあの忘れ物は取りに行ったのか?と、なにげにオッちゃんに訊いたら…
「いや~、電話はしたけど、そのまま捨ててくれって頼んだんだよ~。便利に使ってた郵便局だったのに、もう行けなくなっちゃったよ…」とボヤき節。
その忘れ物は、そうとう恥ずかしいものだったらしい。。。
そして、その「そうとう恥ずかしい忘れ物」がナンだったかは、ゼッタイに教えてくれないオッちゃんであった。。。
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