3　2　1　GO！

　見事に最初のスタートダッシュが決まった。

　俺はいつものように敵を妨害しながら進もうと考え、ド変態の前についた。

　だが、ド変態は、それを右にドリフトして回り俺の前へ出た。

　そのままの勢いでドリフトを掛けたりしながら、俺から差をつけていった。

　（※分かんなかったらごめん）

　何あいつ！？プロ並みの技を出してるんだけど！？

　と言うよりプロじゃね！？

　こうして俺はド変態を抜かせないまま、ファイナルラップに突入した。

　ド変態は、もう後半分でゴールしてしまう。

　やべぇよマジ。

　ここで天は俺の味方になってくれた。

　ド変態はドリフトをミスして、ステージ外に出てしまった。

　『勝てる！』

　と思った瞬間俺もドリフトミスして、落ちてしまった。

　そうして俺はド変態に圧倒的な差をつけられ、負けてしまった。

　と言うかさ、今思ったけどレインボーロードでドリフトって普通にむずくね？

「さあ伊吹君？どんなお願い事でも聞いてくれるんだったよね？」

　チッ。

「今舌打ちしたよね？」

「...」

「まあいいや、じゃあ今からお願い事言うね？」

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