告白

 偽らざる本音を語る時が来た

 実は私は労働を舐めていたのである

 いや、その先

 人生を 人までも


 私の給料は少ない

 それもそのはず

 労働時間そのものが短いのだ

 そういう仕事を選んで

 生きていけるギリギリだけ貰っている

 そうして余った時間で

 貧乏だ 絶望だと

 呟いていたのだ


 だが

 ある事情で人が減り

 賃金は変わらず

 仕事ばかり増え

 このままでいいのかと自分に問うている時

 今までの自分の行いが

 なんと愚かだったのかと

 思い知らされた


 浅はかだ

 とても


 自分と言う人間が大したことなければ

 気が付いた切っ掛けも大したことがない

 ありふれている

 どこにでもある

 恥ずべきだ

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