不思議体験

 あれは夢か幻か

 酔っていなかったのは確かだ

 何処にでもある住宅街

 闇に覆われたその時刻

 私は扉を開けるなり

 紫の雲と天上の音楽に迎えられ

 暗かったはずの目の前が

 ギラギラとした光に包まれていた

 すっかり昂揚してしまい

 私は踊った 力強く

 私は回った いつまでも

 私は 私は 私は

 私

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