『アフリカオオコノハズク』になぐさめられたい

なんですか。

私だって暇じゃないんですよ。



お前の吐息がうるさくて

読書に集中できないじゃないですか。



・・・構ってほしいなら、正直に言ってください。

何かを隠そうとする奴は好きじゃありません。



また上司に怒られた?

お前らしいですね。いい気味ですよ。



で、どんなコトで怒られたのですか?



そんなことですか。賢い私ならそんなミスはしませんね。

まあ、お前は不器用だから仕方ないのです。



いいですか。

お前は不器用なのだから、今度は一人でやらずに私にも協力させてください。

お前のためじゃないですよ。私の賢さをアピールしたいだけです。



それから、失敗は成功の基です。

2、3回怒られたからってなんですか。

後で成果を上げて見返せばいいだけの話なのです。

そもそも、失敗をしない人間なんていないのですから。



わかりましたか?賢いハカセがこの知恵を貸してやるのです。

だからそんな暗い顔をしないでください。

私だって悲しくなるじゃないですか...。



........



....今度そんな顔したら盛大にバカにしてやるのです。

元が鳥だからって、見くびらないでくださいよ。

私は賢いので。



さっさと、お昼ご飯を作ってください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る