第2話 2人の関係


ヒロは母親に連絡をし、料金を支払ってもらった。


「ありがとうございました。」

「ヒロくんまたね」


ボーイとキャバ嬢に見送られながら、ヒロと母親は家に帰った。

その頃、山口とゆりかは夜の歌舞伎町を歩いていた。

すると、そこにホテルが見えて来た。

山口はゆりかの顔を見た。


「ねね。こんな時間だしちょっと寝ね?」

「え?うん。そうだね」


少し戸惑いながらもゆりかは少し眠かった為、一緒にホテルに入った。

ホテルに入った2人はベッドの上に座った。


「ヒロくん飲みすぎだよね。」

「確かに、あれはやばかったw」


2人は軽く話た後に、見つめ合った

2人はキスをし始めた。

部屋全体に広がるキスの音がゆりかの興奮を上がらせた。

山口は右手を少しずつ上の方に持って来た。


「良い?」

「うん。」


山口はゆりかの胸を揉み始めた。

しかし、山口は相当疲れていたのだろう。

気がついたら、明け方になっていた。

隣にはゆりかが寝ていた。


「え?まじかよ。」


山口は疲れていたせいか、キスをしながら寝ていたのだ。


「あ、おはよ。」


ゆりかが起きて来た。

山口は少し恥ずかしそうにゆりかの顔を見た。


「ねね、昨日俺どうしたの?」

「バリ疲れていたでしょ?キスしながら寝ていたよ」

「え?まじか。。なんかごめん。男として申し訳ない」

「いや、大丈夫だよ。ゆりかだって疲れていたから」


山口はすごい気まずさを感じながら、ゆりかとホテルを後にした。


数日後

ヒロは幼馴染のシンに電話をした。


「もしもし?」

「おう!お前今何してるの?」

「今、会社の社長と飲んでいるけど。。」

「今からさ、飲みに行かない?」

「だから、社長と飲んでるって言ってるじゃん。」

「でも、終わった後空いてるでしょ?」

「まあ、」

「じゃあ、行こうぜ」

「わかったよ」


ヒロ君は飲みに行く約束をし、準備を始めた。

すると数分後シンから電話が来た。


「ねね、社長が一緒に飲まない?って」

「え?まじ?全然良いよ」

「わかった。今駅の前にいる」


そう。この時ヒロがシンにかけた電話、そしてこの行動がこの話の全ての始まりだった。

数分後、みんなは合流した。


「初めまして、ヒロと言います。」


ヒロは社長に挨拶をした。


「どこに飲みに行きます?俺、行きつけのキャバクラがあるんですよ。良かったらいきませんか?」

「あ、キャバクラっすか。良いっすよ」


みんなはキャバクラに向かった。

その頃山口はキャバクラ(ボーイの仕事)で仕事をしていた。

すると、ヒロくんが同い年くらいに少年(シン)と40代前後の男性(社長)を連れて来た。


「ヒロ君いらっしゃい。」

「おう、山口こいつ俺の同級生の同級生が入っている会社の社長」

「あ、そうなんですね。初めまして」

「初めまして、シンって言います。」

「山口です。」


そう。これが山口とシンの出会いであった。

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