第20話消える
透が、死んだ‥‥。
あまりにも突然の別れに健太、知恵、梨花は頭の中が真っ白になった。
警察の捜査が、始まって学校は休校になった。
僕と、知恵、梨花は軽い事情聴取を受けて家に帰された。
僕は、知恵と何も考える余地も無いぐらいボロ部屋で勉強した。
でも、透の笑顔を思い出して泣いたのは知恵が先だった。
僕は、涙よりも悔しさよりも先に怒りが頭を過ってしまった。
その後、警察の調べで負け組のボスだった生徒が逮捕された。
僕は、気持ちが晴れないまま、ボロ部屋で勉強した。
知恵がパジャマ姿でボロ部屋に入って来た。
「健太様、無理しないで下さい。」
その言葉に初めて涙が溢れ出た。
ボロ部屋で知恵を抱いた。
知恵は、恥ずかしいと言いながら僕にキスをせがんだ。
お互い繋がる瞬間、知恵も僕も深い深呼吸をした。知恵の中で僕は、暴れた。その度に知恵は
甘い吐息と矯声を上げた。
行為が終わった後、知恵は僕の腕枕の中で小さい子供のようにすやすやと眠った。
僕も直ぐに深い眠りについた。
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