彼を変えてしまったこと  変わった彼

腹が減った。

ここ最近何にも食べてない。

というか、食べれないくらいおいしくない

魚、牛肉、豚肉、鶏肉

牛乳に、砂糖などが入ったお菓子

どれもこれもまずい

子供のころから好きだった食べ物も

こんなことになったのも、あの時の事故のせいなのか・・・


さかのぼること一週間前

俺は交通事故にあった

普通に車に引かれた

奇跡的に軽傷で済んだ

だが、そのあとからだった

みんなが食べている普通の食べ物が食べれなくなった


最悪だ


俺は食べることが好きだったのに


唯一の幸福が奪われた


どうするか


そんなことを考えながら三日が過ぎていた

さすがに何か食わないと死んでしまう

そんなことを考えなら

俺はある漫画を読んでいた


そう東京〇種だ

これは最近買ったもので内容がよくわからないが

人間に似た生物が人間を食べるというもの?らしい

まあ、グロい描写が好きだから買ったのだが

物語的にはおもしろい

というかこれをよんでいて一つの疑問が浮かんだ

「人間っておいしいのかな」

そのとき


グルルルル


腹が鳴る


俺は思った

人間だって生き物なんだ

食べれないわけではない

ただ、食べようとしないだけだ


・・・・・・・・・!!


俺はなぜか路地裏にいた

部屋にいて考え事をしていた後の記憶がない

手には血まみれ包丁と何かの肉

目の前には死体

一瞬寒気がする

でもそんなことより重要なことがある

今この手に持っている肉が食べれるかだ

食べれなけれはただ単に人を殺しただけが

今目の前にいる人の命を奪ったのだから


俺は手に持っている肉を口の中に入れる


うまい!


久しぶりの感覚だった


勝手に涙がこぼれてくる


そんなことを思っていたらその肉はなくなっていた


・・・


足りない


もっと


もっと食べたい


もっともっとたらふく食べたい


目の前の死体にはたくさん肉がついている

俺は手に持っている包丁で肉をそぎ落とす

そぎ落とした肉を食べる

それの繰り返す

気が付くと肉はもうない

残ったのは骨と服だけだ


でも


足りない


モット


モットモット


モットモットモットモット


モットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモット


ほしい


ホシイ


ホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイホシイ



ニク


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モットタベタイ










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