第11話何でも食うぜ、俺は

 茂みの中に隠れて、様子を窺う俺達の眼前には。緑の肌をして、上半身裸の男が右手に木の棒、所謂、棍棒というものを右手にし。草の根をかき分けたり、気を見上げたりして。何かを探している風だった、隣で屈んで様子を窺っていたそじょが言う。

 「私が思うに、あれはゴブリンよ!!女の人を襲ったりするの」

そんな言葉に俺は、驚愕した後に。

 「いくらその。ゴブリンて人が女の人を襲うといっても、最低限の相手は選ぶでしょ?」

俺は無言で、殴られた。

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