014: 未知の言語――意味不明

 ある遺跡から、金属板数百枚が発見された。

 それには、二十マスの立方体ホログラムと、何かの言語と思われる記号群が記載されていた。

 しかも、かなりの数のマスには何かの記号が配置されている。


「うぅむ、どうしても解読できない」


「周期律表のようなもので、素粒子を表しているのではないだろうか?」


「建造物の設計図ではあるまいか?」


「これこそ、精神世界への導入法に違いない」


「意味のない落書きなのでは?」

「いや、これだけの数の金属板に詳細に記載されている。無意味とは思えん」


「AI解析では、ランダムではなく言語体系を持つとされている」


「きっかけさえ見つからん」


「何語で書いてあるか、分かれば端緒はつかめるのだが」


 異星人

「三次元ボードゲームの駒の配置と戦術説明なのだが……」

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