溢れて落ちていく

欲しくないふりをして

後悔ばかり


平気な顔をして

一人で泣いてばかり


欲しい言葉があるのです

欲しいものがあるのです

欲しい時間があるのです


本当は

いつも欲しがっていたんです


私だけを見て欲しくて

私が必要だと言って欲しい


あの誓いの証が欲しくて

あの縛られる証が欲しい


帰る居場所が欲しくて

未来永劫一緒にいて欲しい


欲望が溢れ

欲望にまみれた私

溢れた欲望に

落ちて沈んでいく私を笑いますか?



2019.10.6

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る