α5~α8

α5 風邪


授業初日早々、風邪を引いてしまったハヤブサ


マナ.お邪魔しまーす


ハヤブサ.お、おうマナか……。


マナ.随分顔真っ青だね。大丈夫?


ハヤブサ.2、3日は休まないと行けないからな。すまん……。


マナ.ハヤくんはこう言うのになると突然風邪ひくもんね~。早く治すために葱持ってきた。


ハヤブサ.なんでサンプル?何で先尖っているの?


マナ.ほら、お尻出しなさい。血も出せばよくなるから


ハヤブサ.帰れ



α6 お見舞い


マナ.また来たよ~ハヤくん。


ハヤブサ.またサンプルの葱刺すとか言うんじゃないよな?


マナ.そんなことしないって、体調はだいぶ良くなったようね。


ハヤブサ.あぁ、お陰さまでね。


マナ.今日はお見上げ持ってきたの、藁人形と釘とハンマー。これさえあれば永遠に病気とおさらば出来るよ?


ハヤブサ.それ人呪うやつだから



α7 嫉妬


1週間ぶりに学校にきたハヤブサは友達の女性、アリスに心配されていた。


アリス.あんた学校休んで何してたのよ?


ハヤブサ.ちょっと風邪引いてしまったからな。俺の分までノート取ってくれてありがとう


マナ.ゴゴゴゴゴ……。


アリス.べ、別に。暇だったからやってあげただけだし……。


マナ.ゴゴゴゴゴ……。


ハヤブサ.ちょっとごめん、マナ?さっきから何が言いたいの?



α8 仲直り


マナ.ゴゴゴゴゴ……。


ハヤブサ.なに?アリスさんと何話してたかって?俺が休んでいる間ノートを書いてくれてありがとうって話してたんだ。


マナ.本当?


ハヤブサ.本当のだよ。 


マナ.私のことが好きと同じように?


ハヤブサ.え?


マナ.そうね。それならば仕方ない。


ハヤブサ.まだ何も言ってないんだが……。


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