ジャーヴィス&リーザ編(後半Q16~Q30)

~後半です~


【16】一番心に残っているプレゼントは何ですか?


ジャーヴィス

「忘れられないプレゼントならある」


リーザ

「あら、私もよ。なんだかんだいって、あなたと知り合って十年は経つけど、その間にプレゼントしてもらったものなんて、初めて出会った時に買ってもらったティーカップセットだけよ!?」


ジャーヴィス

「ふっ、偶然だな。私もティーカップセットだ。なんてったって、十万リュールもしたからな。お陰で私の朝食は半年間、パンケーキだったんだ」


リーザ

「そんなこと、私知らなかったわ! そんな、無理してまで買ってくれなくてもよかったのに。あなたが誕生日プレゼントとしてくれるのなら、蚤の市の露天で売ってる三百リュール均一のティーカップだって大事にするわ」


ジャーヴィス

「……いや、あの時はが欲しいとねだられた気がする」


リーザ

「気のせいよ、気のせい。でも嬉しかったわ。まあ、いいじゃない。あれで今は一緒にお茶を飲んでるんだから」




【17】恋愛と結婚は同じ線の上にありますか?


ジャーヴィス

「それが理想だが、いつもそう上手くいくとは限らない」


リーザ

「それに結婚が恋愛の果てにあるものじゃないしね。新しい二人の人生が始まる始点だもの」




【18】お二人の結婚はいつ頃がベストだと思いますか?


リーザ

「Q15で答えたけど、私達結婚しました」


ジャーヴィス

「あれよあれよという間に結婚させられたような気がする」




【19】子供は男女何人欲しいですか?


ジャーヴィス

「これは天からの授かりものだからな。でも一人は息子が欲しい」


リーザ

「ジャーヴィスはお姉さんと妹さんがいるのよねー。女姉妹きょうだいに囲まれて育ったせいか、抵抗があるのかしら? あ、私はどっちでもいいです。何なら船を家族で操船できるほどの人数になってもいいわよv」




【21】お互いのプライベートは守られていますか?


ジャーヴィス

「……多分」


リーザ

「ジャーヴィスは嘘をつくのが下手なのよ。すぐ顔に出るから。でもお互いのプライベートは尊重しているつもりよ」

     



【22】どんな喧嘩をしますか? 喧嘩をしたらどうしますか?


リーザ

「不思議ね。まだ喧嘩らしい喧嘩って、したことがないわよね。私達」


ジャーヴィス

「それは私が君に合わせているからだと思う」(小さな声で)


リーザ

「何か言った?」


ジャーヴィス

「いや、何も」




【23】彼、彼女はモテますか?


リーザ

「はっきり言います。モテると思うわ。モテないって思ってたけど実際モテるの。(読者の皆様に)

ええと、この容姿からは想像できないけど、料理がすごく上手です」


ジャーヴィス

「褒められているのか、けなされているのか、素直に喜べない…。ちなみに彼女はモテるを通り越して、崇拝されてたな。

彼女がファラグレール号の艦長だった頃、士官達は彼女の顔色ばかり伺ってた」


リーザ

「それって何か違う気がする……」(むっとする)




【23】どこからが浮気だと思いますか?


リーザ

「財閥令嬢とダンスに興じるとこから」(第3話:船霊祭)


ジャーヴィス

「リ、リーザ。そんなことをいちいち覚えている人はここにはいやしないぞ。それに、あれは浮気でもなんでもないって……」


リーザ

「私が目の前にいることを知ってて、踊ってたのよー、ジャーヴィスったら」




【24】浮気をされたらどうしますか?


リーザ

「どうして欲しい?」


ジャーヴィス

「私にそんな度胸がないと知ってて言っているのか?」


リーザ

「いや、どんな堅い人でも間違いが起こらないとは限らないでしょ?」


ジャーヴィス

「私だったら、落ち込むな」


リーザ

「私が突然あなたの前から消えても探さないでね?」


ジャーヴィス

「ますます落ち込むな」




【25】別れを考えたことはありますか?


ジャーヴィス

「今はない。それにしても失礼な問いだな」


リーザ

「そうね。私達は新婚なんだから」

   



【26】死に別れてしまったらどうしますか?


ジャーヴィス

「なまじ我々の場合、そうなる可能性が高い」


リーザ

「何言ってるの。別にいつまでも海軍にいる必要はないでしょ」


ジャーヴィス

「そうだな。いつかは君と二人で料理店を開きたいと思っているし」


リーザ

「そうよ。生あるものはいつかは死ぬ。そうなった時にどうするか考えるわ」


ジャーヴィス

「同感だ」



【27】生まれ変わっても一緒になりたいですか?


ジャーヴィス

「勿論だ」


リーザ

「そんな、真顔で言わないでよ。でも、私もあなたと一緒になりたいわ」




【28】何か一つ思い出を語ってください。


リーザ

「思い出ねぇ……」


ジャーヴィス

「士官学校を卒業してから、私達は別々の船に配属され十年会うことがなかった。再会したのは、数カ月前(第2話)のことだ。気付いたら、その間、私達は手紙のやりとりすら一切なかったのに、よくお互いのことを覚えていたものだ」


リーザ

「あなたはそうだったのね。私は違うけど」


ジャーヴィス

「違うって……一体、どういうことだ」


リーザ

「えっ? ああ、そりゃあ言葉通り、私はあなたを忘れなかっただけよ」


ジャーヴィス

「……すまん。私はするまで忘れていた」


リーザ

ジャーヴィスの薄情者! もう離婚よ離婚!!」




【29】お互いに、愛をささやいてください。


ジャーヴィス

「私は今、を思い出してしまった」


リーザ

「そうね。私も思い出したわ。私達、結婚したみたいだけど、プロポーズされたという記憶がまったくないのよ。どういうことかしら」


ジャーヴィス

「あの時君が、その、私に『告白』したのが、プロポーズにも受け取れるような気がするのだが」


リーザ

「うわー。それってかなりショックよ。嫌よー!やっぱりプロポーズっていうのは、男性からしてもらうことに憧れていたんだから」


ジャーヴィス

「……ゴホン」(息を吸う)


「あなたと共に生きていけることが私の至上の幸福だ。それをどうか私に与えてくれないだろうか、リーザ。あなたを誰よりも愛している」


リーザ

「私も、あなたと共に生きる喜びを分かち合いたいわ。どんなときも愛しています。ヴィラード、あなたを」




【30】最後まで読んでくださった方にひとことどうぞ。


リーザ

「唯一の公認カップル代表で回答してみました」


ジャーヴィス

「公認って……」(絶句)


リーザ

「私としては、あの堅物にプロポーズをいわせることができて大満足です。本当は作中で言って欲しかったけど良しとします」


ジャーヴィス

「(第4話終了後)の我々はこんな感じだったりするが、最後まで付き合ってくれてどうもありがとう」


リーザ

「ありがとうございました~」




ジャーヴィス&リーザ編回答

-おわり-



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