命の重さを考えさせられた。子供は親の道具ではない。

流産も中絶も日常的に行われていること。昨今では中絶は女性の自由だとか、宗教的に認める、認めないから始まって政治家のイメージ作りのネタにまでされている。 子供を妊娠するのは女性だから、子供を失うというのは男には到底理解できない悲しい出来事。でも人間は悲しいことを抱えても立ち直っていくものである。その時は母が悲しんでくれた、という主人公の思いは憎しみにかわるのだが、誰も生まれてこなかった胎児に魂があると感じていない、あるとすれば、生まれ変わりとして生まれてくるに違いないと願っているのだが。生まれてこなかった胎児の目線で語る大人や子供への観点が面白かった。まるで自分が胎児だった時の記憶を覚えているかのように感じられた感じられた。これからの作品にも期待したい。

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《子魂の花》