20話 嘘のない世界にて。
嘘のない平和な世界。
誰かが言ってたような気がする。
僕はそんな世界死んでも行きたくない。
確かに嘘は人を傷つける、悲しませる。
でもさ、優しい嘘だってあるだろ?
人を傷つけない嘘だってあるだろ?
サンタとかさ。
それに、嘘と真実はコインの表と裏。
嘘でできることは真実だってできる。
真実だって人を傷つけるし、人に対して優しい時もある。
嘘のない世界になったら、世界の半分は人を傷つける世界だ。
たとえ人のためでも嘘はいけないのかなぁ、たとえ傷つけてしまうとしても真実である必要があるのかなぁ?
真実は万能じゃない。
嘘だってそうだ。
だから、二つともいるんじゃないのかなぁ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます