9/2 30作品を振り返って早速凹む。

 30コンの作品を書き終わった開放感で、眠くなったから寝るぜ!


 と、意気込んだのに。


 結局AM4時過ぎまで起きてるとか、なんなん?

 折角、ワンコが珍しく夜に長時間寝てくれたのに。


 カクヨム読んでた。


 つい!!

 ついね!!

 だって、やっと読めるようになったんだもの!! 読みたいじゃない!!!


 ここずっと2〜3時間しか寝てない生活してたら、何かの限界突破してしまい不眠症再発で、横になってから入眠するまでに1時間以上かかるようになっちまってさ?

 暇だからさ? カクヨム開いちゃうじゃない??


 ……みんなが悪いんだよ。

 みんなが面白そうな作品たくさん書いてるから。気になって読んじゃうでしょ?!

 ほら、私は悪くない!!!

 ……誰への言い訳だよ。


 しかしさ。

 さっきまで、30コン作品書ききった達成感でアドレナリン出まくって、ちょっと結構イイモノ書けたんじゃね?

 とか、調子乗ってたんだけど、さっそく覚めた。いや、醒めた。……短けェ夢だったな……


 冷静に自分の作品と他人の作品を比べると

『……ん。ゴミ(ニッコリ』

 とか、普通に自覚したよ。

 なんで、あんなに面白そうなプロットからこんな砂つぶみたいな小さな話が書けるんだよ……

 おかしいな。

 どこで間違えた?

 やっぱり好きな三人称じゃなかったからダメだったのかな??

 女性向けとか意識したから?

 時間が短かったから?


 ……ううん、違うよ。


 筆力がなかったからっ!!!


 どんなに深い世界観を持ってたとしてもォ!

 それを表現するだけの表現力がなければァ!

 無意味なんじゃあ!!


 だよね。

 単純。


 よし。

 じゃあ今回の反省点を書いていこうかなー。

 ただの愚痴になると思うけどねー。

 あ、でも、書いてて楽しかった事も書こう!

 じゃないと負のオーラを漂わせた闇エッセイになってまう。


 まず。

 今回の小説です一番楽しかったのは。

 会話。

 主人公・アカネと、変態男・天雲アマクモ紫苑シオンの完全一方通行のラブアピール。

 ドS女子・ルリとヘタレ男子・織部オリベ織部オリベイジリ。

 この二つは、止めないとドンドン進んで行きました。

 小粒な作品なのに11万字弱まで行けたのは、ひとえにこの無駄会話が沢山あるから。

 特にルリのディスりは、いろんなパターンを考えるのが楽しくて。どう自然にディスりワードを入れるか考えるのが楽しかった。

 あと、登場人物の関係性を書くのが楽しかった。


 会話劇と言っても過言ではないほど、ほぼ会話です。

 なので一番注意したのは口調でした。

 イチイチ『誰々が言った』とか入れずに分かるようにする為に。

 登場人物が少ないので苦労はしなかったけど。

 主人公・アカネはちょっと口の悪い感じ。特にツッコミする時は。でも、彼女は大人なので状況によってちゃんと女性らしく話します。……女性だけど。


 一番分かりやすいのはドS女子・ルリ。彼女は語尾が必ず伸びてます。最初は勢いで書いてから、全会話見直して、語尾が伸びてないところは全て伸ばしました。一部だけ例外はあるけど。


 ヘタレ男子・織部オリベは、最後まで丁寧語です。変態男・天雲アマクモ紫苑シオンと差別化する為に、一人称は僕です。


 変態男・天雲アマクモ紫苑シオンは、少し横暴気味。一人称は俺。


 支局長・朱鷺トキさんは、少し厳しい感じで横柄。ただし、変態男と違って丁寧な物言いを心掛けました。


 記憶改竄女子・柚葉ユズハは、ボクっ娘。幼い口調で喋ります。


 エッセイには出てこなかったけど、急遽助っ人キャラとして出したのは、ライブラリ開発者のゲンさん。大体60代ぐらいなんですが、江戸弁で喋ります。べらんめい口調にする為に、実際にセリフを口にしながら直していった、若干面倒くさいキャラになった……


 読んでて、その私の苦労を感じ取ってくれると嬉しいです……



 さて。

 何故小粒ストーリーになったのか、反省をする為に振り返ろうではないか。

 一番の問題は一人称であった事。

 ストーリーは終始主人公・アカネの視点で語られます。

 なので、彼女が知り得ない情報は出てきません。世界観がほっとんど表現できなかった……

 他人の感情も、見た目からの情報なのでちょっとだけ。

 これ。合間合間に三人称で説明を挟んでも良かったのかもしれない……

 登場人物はみんな大人なので、不要な説明や言い訳とかはしませんでした。なので、主人公・アカネは、知ってる情報と読み取った行間で色々推理していきますが、それが当たってるのかどうかは、作中では分かりません。

 コレ、三人称で本当の状況説明入れてたら、アカネの推理が外れて、読み手がイライラして良いヒキの種になったのかな……


 兎に角間に合わせたい作者都合の為、主人公の予想は大概当たってしまうので、その部分は意外性がなくて面白くない。


 それに、起こった事件やイベントも少ない。

 ひとえに間に合わせたい一心で。

 だから登場人物も少ないし。


 ……でも、間に合わないっていうのは言い訳としては最悪だよね……


 書いてて楽しかったは楽しかったので、カクヨムコン向けに改稿しよっかな。

 もっと厨二病全開感を入れてさ。

 支局長と本部とのやり取りは、エヴァのモノリスとゲンドウのやり取りみたくしたかったんだよホントは!!

 実は強い支局長の描写も入れたかったし、支局の他の所属者の事も書きたかった。

 敵女・ランの腹黒さももっと表現したかったし、筋肉ダルマ・テツのゲスぶりも書きたかった!!


 あー……でもなぁ。

 そうなると、会話量の多さとあいまって、暴力的な文量になりそうだなぁ……

 なのにあんまり話が進まないとかって感じになりそう。

 ソレ、面白いのかなぁ……


 30コンの作品ではないのだけれど、

 くろまりもさんの

『セカンドアクト・オブ・スチームガール』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889393666

 これ、スチームパンクの世界観も好きだし、美少女バトルものでスリルあって楽しいのですよ。独自アイテムや価値観もあるし。

 超絶濃厚作品でストーリーの幅も広い。

 ……なんだけど、文量は私のと然程変わらないんだよね。


 ナゼココマデチガウノカナ……?


 いや、理由は一目瞭然なんだけどね。

 表現力。匂いや音まで伝わってきそうなんだ。

 バトルもスピード感緊張感が凄くてさ。もうアニメ見てるような気分になったよ。


 ワシのは……

 ……無駄な漫才入れすぎたか……

 なのに、バトルはアッサリ。


 バトルアッサリには理由があるんだ……

 今回のバトルでは、『いや無理やろ』という表現を使いたくなかった。

 例えば、ジャンプしてビルの上に飛び移ったりは出来ません。素手でコンクリの壁を破壊もしません。走る速度は普通の人たちと同じです。岩を持ち上げたりも出来ません。出来て、実写映画のワイヤーアクション程度。

 アニメ・漫画では当たり前表現なものをしたくなかったのさ……

 でも、それがより小粒感を増大させてしまったのか、な。

 厨二病作品にしたければ、もうそっちに振り切っちゃえば良かったのかもなぁ。

『能力で筋力増強してるから』とか言い訳してさ。

 ああ……あと、メインで戦う主人公・アカネ自身が戦闘素人である為、派手なバトルにならなかったのも理由かも……回し蹴りすら出てきません。出来て前蹴り。

 ……なんか、ダメ要素が積み重なって致命的になってしまった気がする……


 他のラノベが『強くてニューゲーム』な理由が分かった……

 主人公が弱いと盛り上がらないからなんだ……


 盛り上がる工夫が必要だなぁ……戦闘素人を簡単に手軽に強くする方法も考えておかないと。

 ……あんの?

 例えバイキルト(※攻撃力を倍にするドラクエの補助魔法)かけられても、一撃の威力が増すだけで派手にはなりませんよ……


 ……アカン。自分で早速凹んできてしまった……


 兎に角、自分がダメなら方向に振り切ってるのは分かった。

 ……書くの、向いてないのかな……

 はぁ……

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