第46話 距離感

 ダレカさん、どうも距離が縮まらない。

 リビングのドアの隙間から、コチラを伺っているダレカさん。

「おいで…」

 目が合うとタタタッと逃げていく。

 玩具を見せるも、近寄ってはこない。

「なかなか難しいものだ…」


『桜雪ー!! どうしたのー!!』

 チョビさんが走ってくる。


 そういえば…チョビさんは最初から距離感が近かった…


 性格というものはあるのだと思う。

 ダレカさん、とりあえず弱ってはいないようなのでいいけどね。

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