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  • 【短編】邂逅アンサンブルへの応援コメント


    タイトルに惹かれて興味深く拝読しました。

    思春期の学生たちにとってみれば、奇妙と言うよりは、なんとも示唆的でありがたい現象が起きてくれる高校だなとも思いますが w、伝え聞くドッペルゲンガーの発生条件などと考え合わせると、これはこの手の話の王道展開とも言えるでしょうか。なによりも、"第二の自己"と格闘しながら少しずつ前進していく主人公の描かれ方がいいですね。つかの間の出来事で、自身を客観視する、という、大きな学びを得た二人(一人?)。人生上の深いテーマが五千字あまりの文章に凝縮された、爽やかな掌編です。物語の締め方もいいですね。恩田陸のジェントルゴースト風の作風を何となく思い起こしました。

    作者からの返信

    吹奏楽に限らず『もう1人の自分と向かい合う』というのは、多くの場面で重要な心構えになるものかもしれません。
    それが単なる言葉のあやではなく『現実』に起きたらどうなってしまうのか……不思議なドッペルゲンガーとの出会いは、ある意味では様々な事を教えられる学校だからこその出来事なのかもですね。
    僅かな時でしたが、『自分』と過ごすという経験はその後の彼女の人生に不思議な、そして貴重な何かを与えた。もしかしたら、それが彼女を母校へ導いたきっかけになったのかも……?

    短編作品と言う事で色々と凝縮した中身になりましたが、物語の世界観を最後まで楽しんで頂けたようでとても嬉しいです。
    応援コメント、ありがとうございました!