トーストとバター

ごめんね

グラスに注いだ水の分だけ

わたしはあなたを愛するの

あなたの心は枯れたから

到底わたしに潤すことは無理


トーストの熱で溶ける魔法

白い皿の上で

焦がした夢を醒ませてよ


そんな風に考える

憂鬱な朝の30分


もう会うことのない

あなたの横顔を思い出さないように願いながら

わたしはトーストを頬張った

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