マグナスのゲームブック

ウルの日誌

大航海時代は羅針盤、主権国家の確立、ルターによる宗教改革からはじまった。

今、おとぎばなしを語ろう。

船長であるウルトリア・ワーグナーの日誌は中断され、その航海がハワイの神話が語る神の道筋をたどり、神として葬られるまでは空白のまま残されている。

彼らは待ち受けていた。このうえとない喜びと満足を表していた。頭蓋、顔だけが彫刻されたふたつの木の像－－唇がねじれ曲がって恐ろしい形相だった。そして半円形に並んだ12体の像。私は平服して像に接吻するよう神官から求められ、おとなしくそれに従った。

それから私に神の名を与える儀式が始まった。