交差する世界のノイエ・ヴェルト
新藤悟
各種設定・キャラクター集(※ネタバレ注意)
・当作の設定についてまとめています。長いですのでご興味のある方はどうぞ。
・なお、ネタバレを多分に含みますので、閲覧の際はご注意ください。(読み終わって、あるいはある程度本編を読み進めてから本稿をお読みいただくことを推奨します)
○世界観
●本編開始までの主な年表
・2050年5月5日、瑠璃色の黄昏発生。
・2053年9月11日、中国共産党政府と内モンゴル、新疆など自治区と内線勃発。
・2056年2月26日、インド-パキスタン紛争を皮切りに第三次世界大戦が勃発。ロシア・中国がパキスタンに、ASEAN、EUがインド側について介入。日本はインドを経済的に支援するも、それを快く思わない親中派がテロを企図。8月15日に決行され多数の死傷者が出る。
・2057年3月13日、朝鮮半島統一。軍事政権が樹立。
・2057年12月24日、欧州連合分裂。NEUとMUが樹立する。
・2058~2060年にかけて中東諸国で紛争頻発。シーア派とスンニ派、トルコ政府とクルド人など。原油価格の暴騰などにより世界中の経済が混乱。
・2061年1月1日、エジプトにてアレクサンドリア条約が結ばれ、第三次世界大戦終結
●世界について
・ニヴィール
いわゆる現実世界。
アルヴヘイムと孔が生じた「瑠璃色の黄昏」以降、地球を覆った不思議な霧によって人工衛星との通信が全て途絶。以降、ノイエ・ヴェルトを中心とした白兵戦闘が戦争の主役となっている。
・アルヴヘイム
いわゆる異世界。
古来よりモンスターが人々の生活を脅かしており、魔法と剣を中心とした武装により討伐が行われていた。
概ね百年周期で強大なモンスターが出現し、歴史上幾度も都市や国に壊滅的被害をもたらしている。
強大なモンスターに対抗するため、瑠璃色の黄昏の数十年前からシルヴェリア王国を中心としてノイエ・ヴェルトの開発行われており、現在では大型のモンスター討伐に活用されている。
種族は人族、エルフ族、獣人族が主。
・フレストヘイム
ニヴィールとアルヴヘイムの狭間に存在すると言われる世界。詳細は不明。
●ヴォイヤー(英語)、ヴァイエリスト(ロシア)、ヴォイエルスクリプター(ラテン語)
いずれも盗撮者の意。
過去、未来を観測できる人間の事を言う。
また、強力な能力者になるとさらなる能力を行使することができるらしいが詳細は不明。
●主要各国情勢(ニヴィール)
・米国
表向きは新モンロー主義を掲げ、政治的・外交的に他国へ介入を控えている。
第三次世界大戦には直接的に関わらず、そのため戦争による被害は非常に小さい。アルヴヘイムの存在に気づいており、極秘裏に取引を進めている。
しかしながらアルヴヘイムの存在は最高機密であり、政府でもごく限られた人物しか知ることはない。大統領にさえ伏せられている。
・ロシア
広大な土地と資源を元に緩やかながら経済発展を遂げている。
アルヴヘイムの存在に気づいており、共和国と繋がりが強く異世界の技術を応用して非人道的な実験等も行われている。
表向き米国との関係は良好。
・欧州
EUは南北に分裂し、北部(ドイツ・フランス・北欧・東欧)欧州連合(NEU)と南部諸国と北部アフリカ(チュニジア・エジプト)を加えた地中海連合(Mediterranean Union:MU)が経済的・軍事的に対立。
NEUの方が国力的には発展しているが、反面、旧来から反目しあっているドイツとフランスで対立し足並みは揃わない。英国は完全離脱しているものの、NEUとMU双方に対して中立的立場。
MUでは新自由専制主義が台頭。これは日常では従来の自由経済・民主主義を中心としながらも国家の権力を優秀な人物に委ねるイデオロギー。エジプト・チュニジアも参画していることからサウジアラビア等から支援を受けている。しかし産業的には観光業に頼っている側面が強く、ジリジリと国力は後退している。
・中国
経済発展が完全に停止し、内モンゴル、新疆等が独立。しかしそれを認めず軍事衝突を繰り返している。
また経済発展を遂げた沿岸部は旧来の共産党体勢への明確な批判を隠さず、新共産党体勢とするため内部への切り崩しを進めているが、こちらも体勢内部では汚職・腐敗が進んでいる。
しかしながらGDPは世界最高となっており、各国経済は中国との貿易なしには成り立っていない。
外洋的には南シナ海の取り込みを企図していたが、ASEANの抵抗により失敗。それでも経済発展のためにはASEAN諸国を影響下に組み込む必要があると主張して強硬姿勢を崩していない。
・朝鮮半島
南北朝が統一されるも、軍事的な側面を強めている。
ナショナリズムが強化され、軍事クーデターが発生し軍事政権の誕生。密かに戦術核兵器の開発を進め、外交的優位を確立しようとしている。
・日本
国家としての存在感は乏しいものの、ノイエヴェルトの改良技術に優れており、世界で最もノイエヴェルトを製造している。
バルダーの存在もあり、アルヴヘイムの存在は認識されていてアルヴヘイム諸国との国交チャンネルの作成を模索中。しかしながら異世界側からも足元を見られており、軽視されている。
●主要各国情勢(アルヴヘイム側)
・シルヴェリア王国
専制君主制。王族は純粋なエルフ族で、国民の多くはエルフの血を引いている。。
最もモンスターの被害に悩まされていた国の一つで、領土的にも小さい。
瑠璃色の黄昏発生時も約百年ぶりに目覚めたモンスターによって国家存続の危機だったが、瑠璃色の黄昏発生によりモンスターがニヴィール側へ吸い出さたことで難を逃れた。
またこの時に魔素が中途半端に現実世界側へ流れたことで天災レベルのモンスターが発生時期が狂う。
ノイエ・ヴェルトの開発により大型モンスターの被害を近年は劇的に抑えられており、王女指導の元で国の発展を遂げ始めている。
種族的にはエルフを中心にドワーフや獣人族、人族等多様な種族で構成されているが、エルフ内には潜在的に「上」という意識が根付いてしまっている。
・共和国
共和制。いわゆる商人の国。人族が主だが多種多様な人種が住む。
金を持っているものに貴賎なし。そのため、貧乏人に対してはシビア。
稼げれば何でもよい気質で、世界中に販売網を持つ。
販売した製品に対して責任は負わず、武器を誰が何に使おうと一切の関心を持たない。
武器から日用品まで扱わぬ商品はなく、基本的に商売で成り立っているが一方で農業生産も盛ん。
より良い商品を「高く」売るため、技術開発に積極的。また投資も異世界との商売を本格的に試みるため、現在FS中。
・獣王国
かつては王国や共和国等と共にあった亡国。
モンスターとの戦闘の最前線であったが、疲弊したところを王国、共和国、皇国に分割される形で滅んだ。そのため、他国を恨んでいるものも多く、獣王国復活を目指して活動するものも多い。
一方で民族的にプライドが高く、また歴史的に人族等を奴隷として使役した時代もあるため、他国を格下と見る空気が根強かった。
自身の戦闘力を過信するが故にノイエヴェルトの開発で遅れを取り、定期的に出現する強大なモンスターとの戦いでは他国の後塵を拝した。
その後、モンスターとの戦いで疲弊していく中で、ノイエヴェルト等の開発を加速するため他国の優秀な人材を拉致したり、酷使して奴隷のように働かせるなどして国力増強を図っていたが、経済的に疲弊しておりまた他国から恨みを買っていたため協力を得られず衰退。残っていた王族が強大なモンスターに殺された後に、他国によって割譲され滅亡した。
瑠璃色の黄昏時にニヴィールへ渡った者も多く、その後も元々獣王国の体制に不満を持っていた者は弾圧を恐れてニヴィールへ多々渡っている。
・皇国
いわゆる宗教国家。一神教で、他の神の存在を認めない。
ニヴィールの神もアルヴヘイムの神も同じ存在であり、そのためアルヴヘイムの人々を「啓蒙」しようという表向きの理由からニヴィール側への勢力を強めようとしている。
しかし実際はアルヴヘイムにおける皇国の威信を更に肥大させようとしている。だがアルヴヘイムでの勢力は他の主要国に比べて弱く、そのためニヴィールの国々の力を利用して権勢を強めようと企んでいる。
○科学技術系統
●ノイエ・ヴェルト
正式名称:次世代汎用人型高度作業用ロボット
NExt generation UniquE Worker with ELectronical support operating system for sophisticated Task
通称:ノイエヴェルト(Neue Welt)
第一世代
・2040年代後半に建設用・災害救助用ロボットとして開発された。
・基本的にオートバランサーは搭載されておらず、転倒回避のためキャタピラタイプもしくは非常に脚部が短く重心が低い位置にある。
・バランサー機構が無いため、一旦バランスを崩すと自分で立て直すことが出来ない。
・概ね全高5~6m以下
・最後期には半オートバランサー機能が搭載されていた。
・従来の戦車に比べて武装の自由度が向上したため戦場での主力になるかと思われたが、当時は人工衛星が健在だったために戦闘が白兵戦ではなく空爆やステルス攻撃が主役だったことと、前面投影面積の大きさおよび動きの鈍重さで重装甲の盾役以上の活躍ができなかった。
・動力はディーゼルエンジンが主流だが、動力部に割ける内部空間が狭いため、出力は小さい。
・材質は軽アルミニウム合金が主。
主要機体
日本:ガラハッド、オハン
米国:ホワイト・ダヴ、ファイティングブル
欧州:カイザーカール、OVB(オットー・フォン・ビスマルク)
第二世代
・2050年~2060年代にかけて開発。
・この世代の頃から人工衛星の使用ができなくなったため、地上からの拠点制圧・防御の重要性が高まり、白兵戦闘用を前提とした開発が行われて、かつ第三次世界大戦による需要急増により急激に技術が発達した。
・オートバランサー機能が搭載され、中期以降は戦闘機動用のバーニアが標準的に装備される。
・バランサーが発達したため複雑な機動が可能となり、かつ完全な二足歩行化により悪路踏破性が向上した。
・軽量な炭素繊維が材質として大量に使用されるようになって大幅に重量が軽量化。軽量化に伴い設計の自由度が増加し、大型化した機体も見られるようになる。
・また内部装備や機能が充実化している。
・武装も充実し、白兵戦用のナイフや剣のほか専用の盾類も開発された。
・2063年現在、テロリストから米国軍までに広がる一般的な兵器となっている。
・全高5~10m
・バッテリー駆動と小型ディーゼルエンジンを併用したハイブリッド式が主流。これにより戦闘機動を除けば長時間の活動が可能となっている。
・操縦者の実力が如実に現れる世代である。
主要機体
日本:アイアース、アイギス
米国:ヘルタイガー、グリズリー
欧州:ボナパルト、ルートヴィッヒ、アーサー
第三世代
・2060年代前半~2070年代。
・第二世代を更に発展させた機体。現在、各国で開発が進められているがまだ主力ではない。
・ナノ分子セルロース-炭素高度複合繊維(NCCF)が使用され、第二世代よりも機体軽量化、強度向上が行われた。
・全方位カメラ・モニターが採用された機体もあり、コクピットからの視認性が向上。
・EDH(迷彩装置・後述)が標準装備された機体が多い。
・奇襲用に静粛モードがあり、ジェネレータの音や歩行音を吸収する事ができる。(戦闘機動は不可)
・最新機では煩雑になるパイロットの操作を補助するため、仮想人格(バーチャル・キャラクター:VC)を搭載しており会話が可能。
・超高出力密度バッテリーを内蔵しており、第二世代機を凌駕する出力を持つ。
・軽量化によって更に多彩な機能を有し、三次元的な挙動を可能とした。
主要機体
日本:スレイプニール、ヘルメス
米国:ハンティングドッグ、スマートウルフ
欧州:アルベルト、ケプラー
バルダー:テュール(RX-3)、エーテリア
シルヴェリア王国:スフィーリア、エアリエル
フォーゼット:ゲルドゴール、バアル・ディフィル
第四世代機
・第四世代というべきだが、従来の発展スピードを遥かに凌ぐ超高スペックを誇る。
・思考リンクシステムを用いて操縦者とVCをリンクさせ、思考の並列処理が可能。また神経接続を行うことでVCの補助も有効活用し、機体反応速度を実際の肉体に近づける事が可能となっている。
・動力としてセシウム常温核融合(CFリアクター)を採用し、小型ながら瞬間的には第三世代機の数倍の出力が可能。(ただし材料系の開発が間に合っておらず、一度出してしまうと部品が溶けて起動が不可能になる)
主要機体
バルダー:エーテリア
○光学迷彩システム
・ARCS(Anti-Radar Camouflage System):レーダー・赤外線の探知を避けるシステムで、光学的には完全に視認できる。
表面形状や素材で施すことができ、戦場での基本装備。特別なエネルギー消費を必要とせず、加工を施したマント等を羽織ることでも機能する。ただし、すでに最新レーダーでは対策済みである。
・OCS、CS(Optimal Camouflage System):ARCSに加えて、光を歪曲させて光学的にも視認しづらくしたもの。暗い場所や元々視認しづらい場所では効果はあるが、不自然に歪むため、注意深く見られるとすぐに分かる。なので展開して移動すると感づかれやすい。最新レーダーでは一部で対策済み。
・EDHCS、EDH(Electric Device Homographic Camouflage System):全方位型カメラで撮影した画像を処理し、周囲に展開した電磁スクリーン上に撮影画像を投射して光学的に完全に景色と同化した迷彩。移動しても周囲の景色に合わせてスクリーン上の画像も変化するためバレにくい。ただし、初期型では狭い場所ではスクリーンが変形するため不自然になり、かつ発熱するため赤外線で感知されやすい。後期型では機体に密着するようにスクリーンが展開されるため、スクリーンの変形は解消された。
エネルギー消費が激しいため、戦闘機動をすると短時間しか展開できず、また攻撃が出来ないため隠密活動に限定される。
・SDC(Spatial Distortion Camouflage):
高磁力・高重力場を形成して空間を歪曲し、光を屈折させて認識させない迷彩方法。レーダー・光学ともに全く認知されないが、唯一発熱量が膨大なため赤外線センサーで感知される。またその発熱量のため、対策を取らなければ傍に居ると熱で居場所がばれる。
戦闘機動は可能だが、そもそも膨大な出力のジェネレータと冷却系が必要となる。
○リンクシステム
・F-LINKシステム
アルヴヘイム世界にいる精霊の力を借りるシステム。
搭乗者と接続することで搭乗者の魔力を媒介に精霊に協力してもらい、より広範囲の視覚・聴覚等の感覚情報を得ることができる。
精霊により機動の補助を得られ、機体の能力を超えた機動が可能となる。(ただし、搭乗者の能力に依存する)
また効率よく搭乗者の魔力をノイエヴェルトで増幅することが可能となり、従来よりも高攻撃力の魔法武器を使用可能。
・思考リンクシステム
ルシュカ・ワイズマンにより実用化された機体制御システム。
基本的にはアルヴヘイムのシステムをニヴィールでも使用できるよう改良されたもので、VCの補助により接続者脳内の演算処理機能を向上させ思考能力・感覚機能を強制的に向上させることができる。
ただし、脳に対する負荷が大幅に上がるため、一般的な人間では長時間の使用は困難である。
○魔法について
アルヴヘイムでは兵士、市民問わず魔法を使用できることが一般的。
魔法を使用するには精霊の力を利用し、世界の法則に干渉することで発動する。
一般的には風・水・火・地・光の精霊魔法と呼ばれるものと、汎用魔法が存在する。魔法については体系化されて各国で研究されており、その成果として各々の種別精霊魔法の組み合わせや重ねがけで威力を増幅させる仕組みについても確立済み。
汎用魔法は、精霊によらない、アルヴヘイム世界自体への干渉によるもので、攻撃以外の多様な魔法は全て汎用魔法とされる。(単純な魔法性能としては精霊魔法>汎用魔法)
魔法の発動には、正規の手段として詠唱が必要だが省略が可能。また、予め方程式を組み込んだ魔法陣を描いておくことで威力を落とすことなく短時間で魔法の発動が可能となる。
一般的に魔法の威力は発動者の才能によるが、世界の理や精霊に対する理解を深めることによっても変動する。中には精霊に気に入られるなどして、図抜けた才能を示すものもいる。
●汎用魔法
よく使用される汎用魔法は以下。
・言霊の魔法:異種族間での異なる言語情報を脳内に流し込む。
・魔法障壁:自身の回りに展開し、物理的・魔法的な攻撃を低減させる。
・身体能力強化:魔素を体内に取り込んで細胞を活性化し、身体能力を強化する。獣人族などは更に自身の外見的特徴を変化させることも可能。
●魔法と種族について
種族によっても得手不得手が存在し、一般には以下のように別れる。
・エルフ:風や水を得意とするが、精霊との親和性が高く全般的に適正を持つ。
・ドワーフ:水・火・地を得意とする。ただし単一属性に特化することが多い。
・獣人族:火を得意とする他、独自の汎用魔法(身体能力強化)を使えることが多い。
・人族:全体的に魔法が不得手。ただし汎用魔法については多種族よりも優れていることが多く、また単一属性では威力が弱いものの、複数属性の組み合わせなどを得意として補っている者が多い。
●魔法科学
共和国と皇国によって開発され、シルヴェリア王国によって発展させられた、従来の精霊魔法と機械系・情報処理系技術との組み合わせによる新技術。
アルヴヘイムでもニヴィール同様に自然科学系技術は発展していたが、魔法の汎用性の高さから発展が遅れていた。しかし魔法と組み合わせることによって飛躍的に性能が向上することが判明し、以来世の中に広まっていった。
アルヴヘイムのノイエ・ヴェルトでは例外なくこの技術が使われており、ニヴィールの一般的なノイエ・ヴェルトを凌駕する性能を持つ。
またこの技術のおかげでノイエ・ヴェルトに乗りながら搭乗者の魔法が使用可能となり、かつ威力も増幅されている。
しかしながら魔法と自然科学系技術の双方に精通する必要があり、かつ世界的には魔法の方が受け入れられているため技術者が少なく、シルヴェリア王国ではこの技術の有用性に早期に気がつき、有能な人材の囲い込みを行っている。
○キャラクター
名前:羽月・伊澄 (はづき・いずみ)
性別:男
年齢:22才
所属:新生重工のエンジニア
体格:169cm、54kg
容姿:童顔。それ以外は至って平均的。
一人称:普段は「僕」。時々「俺」に変わる。
性格:
お人好し。人に頼られることに喜びを感じ、頼られると断らない。
世の中の歯車のような自分に嫌気がさしているも、ダラダラと今の生活を続けている。
あまり自分の命に頓着がなく、積極的に危険に飛び込むわけではないが、命を賭ける価値があると感じれば身を危険に晒すことに躊躇がない。
趣味:ゲーム。酒は普段は飲まないが、飲む時は大量に飲む。
その他:
主人公。高専→大学→大学院→新生重工
筋金入りのノイエヴェルト・ヲタクで、これまでに開発されたノイエ・ヴェルトの知識をほぼ網羅している。
元々ノイエ・ヴェルト乗りを希望していたが原因不明の頭痛のため免許を取れず、ノイエ・ヴェルトを製造するメーカーに就職した。
名前:明星・ユカリ(あかし・ゆかり)
性別:女
年齢:17才
所属;北神学園高校の二年生
体格:172cm、60kg、Dカップ
容姿:明るめの茶髪のセミロング。吊目がちで目つきは悪い。
ショートパンツ姿の時が多く、基本的にラフな格好を好む。
ケンカによく巻き込まれるため、生傷が絶えない。
一人称:アタシ
性格:
口より先に手がでるタイプ。だが特別積極的に自分から手を出すわけではなくやられたらやり返す。ケンカは強く、男相手でも負けることはあまりない。
基本的に他人を信用しないが、時折誰かを頼りたい気持ちも現れる。
趣味:
大の甘党。洋菓子類が好きで、そのためケーキ屋でバイトしている。
(ただし態度が悪いため、表には出させてもらえない)
料理も苦手ではなく、だがそれよりお菓子作りが好き。
その他:
幼い時から男勝りで、女子よりも男子と遊ぶ方が好きだった。
中学に上がったばかりの頃に万引きで捕まり(それ自体は、彼女を嫌いだったクラスメイトが嵌めようとした)、本人は必死に否定するも両親、学校の先生とも信じてくれず(世間体を気にしてもみ消す事に必死)、以来、両親との不仲が決定的に。
ヴォイヤーであり、その才能は類稀なほど。そのために王国によってさらわれた。
学校ではいろんな悪評(殆どが誤解)があり、教師も敬遠しがち。
自分・他人を問わず一方的に何かを押し付けられるのが嫌いで、強引にナンパされた女子生徒を助けたりしたこともある。そのため女子生徒のごく一部からは密かに慕われている。
家庭でも両親は離婚。父親の再婚相手とも関係は良くはないものの何とかやってはいる。だが自分の居場所を確保できていないため、学校終わりにバイトをして帰宅を遅くしている。
運動神経抜群で格闘技好き(ボクシング系統)
名前:ルシュカ・ワイズマン
性別:女
種族:獣人族と人族のハーフ
年齢:43才
所属:バルダー
体格:168cm、59kg、Eカップ
容姿:銀色の髪にメガネ。やや太めの眉。
基本的に白衣でニヤニヤとした笑いを常に浮かべている。碧眼
性格:人を喰ったような性格。興味が無いと人の話を聞かない。
善も悪も気にしないタイプで、自分に害が及ばない限りビジネスライクに行動するが、時折わざと趣味に走った行動も取る。
一人称:私
趣味:実験、人をからかうこと、人間観察
その他:
バルダーに所属する天才科学者。見た目は人間だが、意識すれば耳程度は表に出すことは可能。
バルダーでの階級は少将。だが階級で呼ばれることは殆ど無い。
マッドサイエンティストで、基本的に自分の欲求に素直に行動する。
ノイエヴェルトと関連システムは全て彼女が携わっている。
妙に間延びした口調で話す。
名前:アリシア・ミシェノヴィッチ
性別:女
種族:??
年齢:??
体格:145cm、30kg、Aカップ
容姿:
鮮やかな金髪で、長いウェーブがかかっている。
かわいい系の美少女。常に笑みを浮かべている。
性格:??
趣味:??
その他:異世界と現実世界の狭間であるフレストヘイムからヴォイヤーたちに過去や未来を見せることのできる少女。その他は不明。
名前:エレクシア・ヴィンダールヴ
性別:女
種族:エルフ
年齢:23才
所属:シルヴェリア王国
体格:153cm、43kg、Eカップ
容姿:
薄い水色の髪に白を貴重としたドレス。瞳は翠。
髪の長さはセミロングでふわりとしている。
美少女で一見、深窓の令嬢といった世間知らずの王女らしい感じ。
人前ではしとやかに微笑んでいる。
一人称:ワタクシ
性格:
したたかで豪胆。演技が上手く、弱さと強さを巧妙に見せながら国を切り盛りする女傑。芯が強い反面、寂しがりやでもあり、誰かに甘えたいとも思っている。
趣味:寝酒
その他:
王国の第一王女で実質的に国の支配者。
彼女自身もヴォイヤーであり、アリシアの見せる未来を見ながら平和な世界を作る事を目標にしている。そのために伊澄とユカリをシルヴェリア王国へ連れてきた。
天災級モンスターの出現をアリシアを通じて予期しており、未来のためノイエヴェルトの開発を積極的に推し進めている。
名前:クライヴ・ヴラッツヴェルト
性別:男
種族:エルフ
年齢:46歳
所属:シルヴェリア王国
体格:182cm、76kg
容姿:
金髪、耳が隠れる程度の長さ。
目は細めで鋭いが基本的に穏やかな表情を湛えている。
左頬に鋭い傷跡が残っている。
エルフ故に年齢以上に見た目は若い。
一人称:公では「私」、プライベートや部隊員との会話時は「俺」
性格:冷静で穏やか。戦闘中も味方に落ち着いて指示を出す。
だが自身が直接戦闘すると熱くなる。
趣味:日々の鍛錬。読書
その他:
シルヴェリア王国のノイエ・ヴェルト隊隊長。
エレクシアを王女として慕っているが、彼女に気に入られて実質的に副官のような立場となっているが、本人は隊長としての職務を優先したいと思っている。が、エレクシアを放っておくこともできず、なし崩し的に現在のポジションに。
十三年前の瑠璃色の黄昏でも最前線で戦っており、その時のモンスターに対しての思いは強い。
名前:白咲・ソフィア(しらさき・そふぃあ)
性別:女
年齢:23才
所属:富士光化工機の研究職
体格:171cm、58kg・Bカップ
容姿:やや赤みがかった金色のロング。いつもは後ろでポニーテール状に結わっている。髪は染めている。
目は大きく鼻筋も通ってかなりの美女だが化粧っ気がない。色白。
一人称:私
性格:
良く言えばおおらか、悪く言えばサバサバした性格で細かいことにはこだわらない。片付けが苦手で、大学時代はよく部屋を腐海にしていた。
理を重視し、先入観なく物事を見るタイプ。
趣味:映画鑑賞・散歩、飲酒。なにげに酒豪である。和食が好き。
その他:
伊澄の元カノ。
頭脳明晰で、化学系の民間企業の研究所に勤めている。
その美貌故に学生時代から多くの男性から声を掛けられていたが、下心が少なく、大学の実験で同じグループになったのをきっかけに真面目な伊澄と友人となり、やがて恋人関係となって、その後破局。
伊澄の事は友人として今も信頼しており、仲が良い。
名前:マリア・ファインマン
性別:女
種族:エルフ
年齢:27才
所属:バルダー
体格:163cm、57kg、Eカップ
容姿:金髪のショート。丸顔で美人というよりもかわいい系。やや口が大きい。士官用の制服も支給されているが基本的に下士官時代の迷彩服とタンクトップでいることが多い。
一人称:私
性格:仕事では姉御肌で頼れる性格。
一方で私生活でのだらしなさは壊滅的。支給された士官用マンションはゴミ屋敷と化しており、そんな中で生活しても平気。片付けられると体調を崩す。容姿に気を遣わないタイプ。実は男慣れしていない。
趣味:ゲーム。ただし体を鍛えながらやっている。
その他:
ノイエヴェルト小隊の副隊長。階級は少尉。
書類仕事が苦手。実は伊澄によく押し付けている。
ノイエヴェルトではどちらかと言えば近接戦が得意だが、狙撃や援護といった後方支援もそつなくこなすオールラウンダー。
王国生まれ王国育ちで、王国のノイエヴェルト技術者の父を持つ。そのためノイエヴェルトに幼くして関わって成長してきた。
魔法が得意なエルフ族でありながら魔法が生来苦手であり、昔から馬鹿にされてきていて劣等感を持っていた。王国には魔法の腕を尊ぶ文化があるため彼女にとってなじまず、逆に魔法がないニヴィールの方が彼女の性質に合っているためニヴィールでの生活を選んだ。
名前:クーゲル・フェルミ
性別:男
年齢:23才
所属:バルダー
体格:177cm、70kg
容姿:
赤毛のミディアム。ツナギ姿か迷彩服でいることが多い。
ホリの深い碧眼で、顔は整っている。黙っていればイケメンだが、言動で損するタイプ。
一人称:俺
性格:普段はお調子者だが、こと戦闘に関しては冷静。
反面、正義感が強く悪事に対して熱くなることも。
いたずらが大好きで、よく伊澄に仕掛けている。
趣味:バスケ。音楽。
その他:
ドイツ系アメリカ人のノイエヴェルト隊隊員。階級は軍曹。お調子者で下世話な話題が好きで、よくマリアに殴られている。
伊澄に対して何かと先輩風を吹かせたがるが、どういうわけか伊澄とは波長が合うようで仲がよい。
裕福な家庭の三兄弟の次男であり、幼い頃からヒーローに憧れて米軍に入隊。ノイエヴェルト部隊に配属されるも、ある事件をきっかけに部隊で孤立。
退役後、ひたすらノイエヴェルトのゲームに没頭し、ゲームの世界大会で名を馳せる。そこをバルダーに拾われ、入隊した。
名前:アンリ・シャルノワール
性別:男
種族:スレイプニル
年齢:15才
所属:バルダー
体格:159cm、45kg
容姿:
色白で美形の少年。髪色もさらさらとした白髪で髪型はおかっぱ。
一人称:僕
性格:責任感が強く、頭脳明晰で基本冷静だが融通が効きにくい。
少年らしい頑固さを持ち合わせ、そこをストークス少佐が上手く補佐をしている。
趣味:特になし
その他:
バルダー・ニヴィール東方部隊の部隊長。階級は大佐。
若干15才だが頭脳明晰で、報告を一度聞いただけで全て覚えることができる。バルダーの目的である獣王国の再興であるため、王妹の子であるアンリも年齢にそぐわない階級に据えられた。
現在のバルダーはあまり獣王国の再興に興味を示していないが、彼自身は行く行くは獣王国の再建に関わりたいと考えており、そのための経験を積む事が必要と考えバルダーで指揮を取る。だが若さゆえに焦りもあり、暴走を仕掛けるがストークス少佐によって歯止めが掛けられる。
名前:ジュリウス・ストークス
性別:男
年齢:52才
所属:バルダー
体格:183cm、72kg
容姿:
面長で鋭い眼光。銀縁の細長い眼鏡をかけていて鼻髭を伸ばしている。
ロマンスグレーの髪色。痩せぎすな見た目だが、元軍人らしく体つきは引き締まっている。
一人称:私
性格:
冷静な実利主義者。目的のためには手段を選ばないところはあるが、義を重んじる。(義を軽んじた場合、後々になってしっぺ返しを食らうことを知っているため)
そのため理のない手段は、他にどうしようもない時までとらない。
厳つい見かけによらず子供好き。そのためアンリを息子であり孫であるように思っている。
趣味:ガーデニング、アクアリウム。
その他:
バルダー・ニヴィール東方部隊の副部隊長。
元米軍の軍人。現場での叩き上げから出世し、最終階級は少佐。
艦隊乗りであり太平洋艦隊で副艦長を勤め、優秀な半面、非常に厳しく部下に接していた。
三年前に中国海軍と不意の遭遇戦を行った際に、艦長が急死。数的不利な中でかなりの無茶を行って生き残りに成功するが乗組員たちの支持を得られず、帰還後に遭遇戦の責任を押し付けられる形で退役。
第二の人生を歩もうとしていた時に冷静な判断力を買われてバルダーにスカウトされ、アンリの教育役を兼務する形で東方部隊の副部隊長の役に就いた。
名前:野崎・英美里 (のざき・えみり)
性別:女
年齢:17歳
所属:北神学園高校二年生
体格:149cm、40kg
容姿:栗色のふわりとした髪と丸顔。
目はクリっとしていて、小動物的な美少女。
一人称:私
性格:
普段はお淑やかで優しい性格の人気者。
しかしユカリの事となると、下ネタ、セクハラその他何でもありのオッサン的性格になる。
趣味:ユカリを観察すること。ユカリを探すこと。ユカリの事を探ること。
その他:
見た目は美少女、中身はオッサンの残念な少女。
同時に、学校におけるユカリの唯一の理解者。
基本的に噂に左右されず、自分で経験したことしか信じない。そのためにユカリに対してもフラットな眼で見て彼女を大好きになった。
しかしながら度が行き過ぎて、所構わずユカリに抱きついては反撃を食らうことを繰り返しており、北神学園の日常となっている。
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