第47話 ザンザへ
翌朝、商業ギルドで馬車を四台受け取り、行きは一日で帰りは二日かけて、砥石を運ぶ。3往復しても村人がどんどん集めてくるので、今だに五軒の家に砥石が残っている。
「村長すまないが、暫く置いといてもいいだろうか?」
「使われてない家ですので構いません」
2・3ヶ月後に取りに来る約束をして戻る。因みにクウヤはみんなの目を盗んで、ロックアリとロックスネークを、拠点の近くの岩山に転移で移動させていた。
依頼完了のサインをしてスノードロップとは新たに鍛冶の街ザンザへの護衛依頼を出して、鍛冶の街ザンザへ向かう。
商業都市ルーベルと鍛冶の街は頻繁に行き来するため、所々に宿町があるため、野宿することなく三日でついた。
「こんにちは、冒険者ギルドザンザへ、本日はどのようなご用件ですか?」
「依頼完了の報告です。」
スノードロップの依頼完了手続きが終わったら、最後にみんなで食事を取り別れた。
「クウヤ、ここでは用途別に鍛冶エリアが別れています。防具エリア、武器エリア、日常品エリア、開発エリアと、どちらに行きますか?」
まず始めに、手裏剣とトンファーを作って貰おうと、武器エリアに向かったが相手にされず、何店舗もこんなもん作れるかって追い出され、開発エリアへ行く事になった。
「いらっしゃいませ。」
小さな子供が挨拶をしてきた。
「こんにちは作って欲しい物があるの。誰か呼んできて!」
ドタドタと奥へ行って人を連れてきた。
「こんにちは、鍛冶主のボーグだ。何を作って欲しいんだい?」
リーリンに聞いてきたが俺が前に出て、手裏剣・トンファー・サスペンション・蒸留酒を作るための機械を絵を描いて説明する。
「手裏剣は1つ40銅貨、トンファーは75銅貨、サスペンションは2銀貨、この機械は5銀貨だな。材料を持ち込むならもっと安くなるが!」
「取り合えず、手裏剣は10個、トンファーは2個、サスペンションは6個、蒸留装置は1個お願いします。」
「解った。三日後には完成させとくから取りに来い。」
お金を払いお店を出る。次に宿を探して明日に備えてのんびり過ごす。
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