第6話 かけっこ

 はい、来ました。今回は運動会のかけっこがテーマです。


A:ほら、運動会のかけっこのテーマあるじゃん?

B:うんうん、あれね!

C:あのせわしないやつだろ?

D:走らずにはいられない系のな。

E:それなー!


 この五人、全く別の曲の話をしている可能性があります。かけっこのテーマって、けっこうたくさんあるのよ!

 もう少し話を聞いてみましょう。


A:あの曲、昔、ピアノの発表会で弾いたわー。

B:え? あれって木琴っぽい音しない?

C:いやいやいや、フレンチカンカンってやつだろ。

D:あれは踊れないっしょ? なんか追い立てられるような感じじゃん。

E:でもワクワクするよね? あれ? しない?


 さて、五人がそれぞれ何の曲の話をしていたかわかったでしょうか?



A:私が言ってるのはネッケの『クシコス・ポスト』だよ!

B:あたしはカバレフスキーの組曲『道化師』第2曲「ギャロップ」だけど。

C:なんだよオッフェンバックのオペレッタ『天国と地獄』じゃねーの?

D:俺、ハチャトゥリアンのバレエ組曲『ガイーヌ』の「剣の舞」だと思った。

E:あれ? ロッシーニの『ウイリアム・テル序曲』は?


 ね、結構あるのよ、かけっこのテーマ。まだまだありそう。かけっこに使えそうな曲を探すのも楽しいかも。



 だってクラシックファンなんだもん!


※読者の方から追加情報

 アンダーソンの『トランペット吹きの休日』もかけっこに使われまくってました。

 なんでこの曲忘れてたかなぁ。よく『トランペット吹きの過酷労働』とか『トランペット吹きの生き地獄』とか言われてたのになぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る