22 懐かしの裁判沙汰

アカデミー時代のワタクシ

つっても法魔学専門ではない(どの専門機関に在籍していたかは別の機会に)


一般教養教科強化として基礎法魔学 (担当教員は狂ったMAD教授プロフェッサー

 密造魔酒を製造し 授業で酒法シバリの是非を学生達に問うていた)

の授業課題で 横濱地裁へ傍聴見学しに来た

威厳権威アピ風な重厚石詰みレトロ建築物 独り近付くのが恐怖コワ

荘厳エントランス 吹き抜けホールの高き天井見上げ 生まれて初めての裁判処に

キョドキョドる 静かな緊張感が 重暗く充満し 好んで来たくない場所だ

 (まっ私の人生じゃ 原告になる事も 被告になる事も

  刑事魔道事件の被告人になる事も無いだろ

  この先ウッカリ裁判処に踏み入れるよーな出来事コトも在るめぇよ)


単なる興味本意インパクトで 殺人マダー事件を選び 無言法廷の傍聴席に

すわり 超静寂の刻が過ぎる 扉が開き 極悪キラー犯入廷

人間ヒューマンを殺めた ゴブリン系生き物が眼の前に存在

有罪とか無罪とか 善いとか惡いとか 被害者とか加害者とか

そーゆー概念が吹き飛ぶ

拘束魔界器具が解かれた おいおい刑務官 捕まえてなくて大丈夫か?

暴れ出すんじゃないか?

裁判の最中 殺人犯が ずっと私を睨んでいる

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