吾が為は他が為 他が為は己が為

針に刺されようと刻まれようと

己が足で進む

そのそばに行きたい吾を

沼が泥がへばりつく


深く深く沈んだ己を

引きずりあげてくれた希望

吾は他が為に行く

他が道は血に塗れる道


己を震い立たせ固めた命道

ならば吾は己が為に

この道を希望にしたい

この沼は無限でも


吾を慕う他が為に

なんどでもなんどでも

踏み固めていく

進む先の吾が為へ


他が為へ繋ぐため

己が為にこの光を

陽光猛々しき先へ

末永く征くため


側へ肩を並べ差し出し

ずっとずっと歩けるよう

貴が為は己が為に

吾が為は他が為に


その鈴の音を守りたい

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