走り屋ではないクルマ好きがふわっと車について考えてみた。

いや、マジで迷惑だわ

　ついこの前の金曜日のお話。私は仕事帰りに本屋へ寄り、バイク雑誌を二冊買ってから帰りました。で、本屋から帰ろうと車を走らせると二台前を走っている軽ミニバンがやたらとブレーキを踏んだり止まったり、走り出せばフラフラよたよた、対向車が来れば急ブレーキ。直後を走ってるワゴン車も「これは何事だ？！」とでも言いたげに車間距離を開ける有様。

　その軽ミニバンの直後を走っていたワゴン車は交差点を右折して別の方向へ。でもって私がフラフラ走る軽ミニバンの後ろに付きました。軽ミニバンのテールゲートには堂々と貼られた高齢者マークが。

「おいおい、こんな奴に免許を持たせ続けるなよ」

　なんとまぁ、六十キロ規制の道で時速二十キロしか出しやがらねぇ。でもって対向車が来たら急ブレーキを踏む、しかも後続車は迫ってくるわ。一番困ったのが延々と私の前を走る続けること。退かせるわけにもいかず、いったいどこのどいつだとイライラしているうちに我が家へ。

　さぁ車庫に入るかと思ったその時、高齢であろうドライバーが乗る軽ミニバンはウインカーを出しました。我が家と隣家の間にある路地へ入ろうとするが、これまたハンドルを切り返すわバックするわ、我が家の前で何分かウゴウゴと何回も前・後進を繰り返してやっとこさ曲がっていきました。

「どこの年寄りや、さっさと免許返して来いよ……」

　仕事の疲れに加えて高齢ドライバーの直後で走った事による精神的な疲れも追加されてグッタリでした。

　え？　「どこの年寄りやった？」ですって？　三軒隣のババァだったよ。