第16話【魔王より強い裏ボス】
小さな体は、壁に深く突き刺さる
天井を見上げる僕の視界には、可愛らしい体が見え、その中には、【狂暴性】と【暴力性】そして【支配性】が織り混ざったような恍惚な顔をしていた。
「ほんの冗談ではないか……たまには、我のジョークも新鮮だろ?」
虫の息の
「あなた私との記念日よりも、戦うことを選んだわよね?あんたなんか大好きな勇者と一緒にいればいいわ!!」
仰向けの僕に婦人は、馬乗りになると執拗に顔を攻めてくるのだ。
「いや……奥様……それには、魔界海峡よりも深い訳が……ゴフッ」
「今さら、許しをこうても遅いわ!!」
怯える家来と日常茶飯事なのか
顔が腫れてもはや、魔王様どころか影武者でもない容姿に成り果て、生まれてはじめて女性に
【母上へ、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます