原作の世界観をどうするか。

 先ほどは実写映画版のパトレイバーの主題歌をお送りしました。パトレイバーは人型の汎用機械(レイバー)が実用化された架空の1998年のお話で、漫画・小説・テレビアニメ・劇場アニメとメディアミックス展開された作品です。小学生の頃の作品かな? 当時はDVDは無くて、ビデオとかLDの時代。小学生だった京はお金が無かったので高校生になってからコミックを揃えました。


 思い入れのある作品なんだよね。ガンダムとかマクロスみたいな今一つ現実味が無いロボット物と違って軸重とか輪荷重とか運用とかリアルな設定になっててさ、『もしかすると未来はこうなるか?』みたいな香りがプンプンする作品でした。


 で、ウン十年経って実写化されました。なんとまぁ、特車二課は第一小隊が無くなって第二小隊のみ。主要な人物はほとんど特車課を去ってレイバーもポンコツと貸したイングラムが二機。カンフーみたいな準備体操をしたりメカニックの整備の描写がアレだったりと映画化される前の何話か見ただけで嫌な予感がしました。


 まだね、レイバーのイングラムがCGでも何でも良いや、ガシガシ動いてボロなりに活躍するならまだしも、予算の都合でCGシーンが短くて物足りず、シゲさん以外の旧パトレイバーのメンバーはほとんど出てこず、これならアニメ化の方が良かったのではないかと思いました。


 京は原作を重視する(原作房って言うの?)のでガッカリしましたね。『なんか違う感』が一杯なんだよなぁ。そもそも予算不足って何だ? ウルトラマンの特写シーンも予算の都合で三分縛りになったらしいけど、全然面白いぞ。


 ……とまぁ、そんな事を思った訳ですよ。話を聞いた限りではドラクエ風映画は原作の世界観をぶち壊し、ゲームをプレイしたユーザーを馬鹿にした作品とも取れたそうです。


 パトレイバーと違って観に行かなくて正解だったかもしれませんねぇ。そうそう、原作とは全然違うけど名作になった作品が有りますね。次行く前にそんな作品の曲行きましょう。映画『ルパン三世 カリオストロの城』より『炎のたからもの』今回は今井美樹バージョンをどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=s8kfXY9Yz2I

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