第22話 たかだか百田尚樹ふぜいが!

 ちわっす、あたいだよ。


 久しぶりにクリエイトSDなんかに行って、鎮痛剤、入れ歯安定剤、マウスウォッシュ、ギャッツビーの冷感ペーパーとか買っていくうちに、またもや、やっちゃった。お会計、約一万円! 史上最高値だわ。呆然。もう今月は何も買えないね。あたいはさあ、クリエイトSD緑さつきが丘店の売上貢献と店長の昇進に力添えしてるわね。不本意だけど。なんか、挨拶とか粗品を持ってくるとかないの? 霜降り明星? よくわかんない。


 むかしむかし、あたいがトレッサ横浜のバカ書店で文庫を担当していた時、講談社文庫の『永遠の0』って本がすごく売れてたの。でもね、著者名見ても知らないし、売れてるんだから面白いんだろうけど、なぜか触手が動かなかったの。それどころか、嫌悪感すら感じて「あたいはこの本を絶対買わない、読まない」って、覚醒剤撲滅キャンペーンの標語みたいなことを考えたの。全く、予備知識はなかったわ。あんまり言いたくないけど、勘よねえ。


 その後の、百田尚樹の根拠がよくわからない暴虐無尽ぶりはご存知よね。基本は右翼なんだろうけど、あいつの暴言は多方面にわたる。「出物、腫物所構わず」ってこと。あいつは、ズバリ、雑菌なのよ。あんなやつをのさばらせておく出版業界に喝を入れたいわ。本当はTwitterとか目立つところで主張するべきなんだろうが、あたいTwitter、リードオンリー。アカウント乗っ取りとか怖くてやめちゃった。やめて正解。何かにこだわっちゃうと、心身が硬直しちゃう。なんか、ここの運営からクレームが来そうね。B A Nされちゃうかしら。そうしたら講談社セルバンテスに移るわ。今までの作品は消滅でいい。あたいの無力と恥の歴史だからね。でもKADOKAWAさんから、あいつの本出てるかしら?


 それにしても、映画の番宣インタビューでの発言が気に入らないからって佐藤浩市を貶すなんて論外よ。浩市だって、あんたの駄作が原作の映画なんて出たくないわ。俳優・女優が総スカンよ。あんたの駄作の映画化なんて今後、誰もオファーして来ない。強制はしないけど、早々の謝罪と土下座をしたほうがいいわ。誰も許さないけど。早く消えろよ、ツルッパゲ!

 その他の頭髪の老化が激しい方へ。あたいはあいつだけを罵ってるので、気に障ったらごめんなさい。


 さて、万が一、あいつに名誉毀損で訴えられたらどうしよう? 出来たら、弘中惇一郎弁護士に頼みたいけど、ギャランティーの問題でムリよね。そうすると、国選弁護士かあ。あたいは民事も刑事も裁判をうけたことないから、国選弁護士の腕がどれほどかわかんない。でも、他に依頼がなくてヒマだから、国選弁護士やってんのよね? じゃあ、無能だ。さて、どうする? もうさあ、あたいの弁護はあたいがやるわ。米倉涼子の『リーガルV』全話観たしね。案外、あいつの方に弘中弁護士がつくかもよ。でも、ぶっ倒してやるわ。

 裁判の前には神田明神で必勝祈願よ。勝つ、勝つ、勝つ! ミスターの生き霊だって応援してくれる。「御旗楯無御照覧あれ」あら信玄公まで。いけない、あたいは平氏だったわ。まあ、いいか。

 はい、さようなら。

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