Pv'30000記念話【えっ、てことは……この世には居ないんだよね?】
①ちょっとそれ以上は聞きたくない
博士「君がこのビデオを見ていると言うことは、私はもう奴等に喰われて死んでいるだろう。大丈夫さ、怖がることはないよ。奴等は光がなければ無害なのだ。だから、こうした緊急事態のために、その施設を完全に闇と化して封鎖したのだから……これで外へ漏れる心配はない。ちなみに奴等に効果のある抗ウィルスワクチンは
そして、現在――
隊長「……」
隊員「隊長……我々って、爆薬使って入りましたよね?」
隊長「だからどうした」
隊員「陽の光が眩しいほどのデカイ風穴開けてましたよね?」
隊長「黙れ小僧」
隊員「うわ~、もう駄目だっ!!ここで終わりだぁぁあぁあ!」
隊長「嫌、まだ方法はあるぞ?もしかしたら、死亡フラグの逆を言えば助かるかもしれない……」
突拍子もない咄嗟のアイディアだった。
隊長「故郷に可愛い幼なじみはいるか?」
隊員「いませんよ。そんなの……」
隊長「近日中に妹の結婚式はどうだ?」
隊員「妹は妊娠してませんし、結婚式もありません」
隊長「病気の母の為に、こんな危険な任務を受けたりしたか?」
隊員「母はもう、死にましたよ」
隊長「そう言えば、さっき噛まれたとか言ってなかったか?」
隊員「あ~、あれは気のせいでした。血も出てませんし、身体も平気です」
隊長「――本当は?」
隊員「今のは全部その逆です」
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