第32話【フラグの風物詩】


 視覚が退化しており、聴覚が異常に優れた敵が付近にいる。


 花粉症のリーダーA『これまで数多くの仲間が殺られたが、そもそも〝奴〟に眼はない、だがその代わりに聴覚が非常に優れている……決して音だけは出すなよ――――ブェックション!!!』


 Aは重度の花粉症だった。


 臆病なB『うわぁあぁぁあ!!Aがくしゃみしたから奴が来るぞぉぉぉお!!逃げろぉおぉ!!』


 Bは仲間に危険を知らせるために拡声器で叫んだ。



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