第5話【お・も・い・や・り】


 誰でも自動を避けれちゃう通信講座の入会初日の男『銃弾を避けるのは簡単だ。先ずは銃口から目を離さないこと。一番大事なのは引き金に掛けた指を限界まで見る。手本を見せてやろう……さあっ来い!!』


 男は声を荒らげる。

 それは至極単純な事、かなり自信があるからだ。


 実技試験である初の大舞台は整った――――自動追尾型ガトリング砲準備完了。


 その瞬間、鳴り止まぬ銃声と薬莢の香りが、四方を防弾で囲まれた箱の中に充満する。


 果たして、男は生還できたのか?

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