第10話0010★天の門・真の故郷へ 前編
そう言って、大神官長は、
視線を送られた、
それを確認し、大神官長が宣言した。
「それでは、私達神官が
今は天に座す
サー・ラー・フローリアン様の
残した場所
我等の真の故郷への門を開きます」
その宣言に続き、右の補佐が、言葉を続ける。
「天の御座への道は…………
飛翔族としての真なる《力》の
大半を封じられている我等には
キツイ
左の補佐は、背後に隠しておいた物を、ズイッと武を司る者達の前へと押し出して言う。
「ここに、水晶と鏡と
剣と弓と矢があります
これを使って
この地に住まう者達を
連れて行きなさい」
市井の民達を気にしていた、武を司る者達の表情が明るくなる。
「もはや、一刻の猶予も無い
そなた等、護衛隊の者達は
早く、民達や姫達を連れて
門を
「真なる故郷への門は
サー・ラー・フローリアン様の
神殿に出現します」
それを確認し、第一皇子のビャクヤは、
「父上、では、我等は?」
「そなたらは、神官達が
真なる故郷への門が開くまでの
時間を捻出するコトを命じる
だが、よいな
けして、あやつらに捕まるでないぞ
あやつらの目的を忘れるな
特に、ビャクヤ
お前は、髪も翼も白銀だ
グレンの髪と翼は紅いから
大丈夫だとは思うが………」
「父上、紅き私よりも
第三皇子のシレイの方がキケンでは?
シレイの髪と翼は
ビャクヤ兄上同様白銀です」
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