一瞬、静かになったよ……。
2019年5月4日10時25分。書き送る。
高めのハスキーな美声で、セコはとうとうと語る。
思わず聞き入る両親。
母の声はもうしない。
父とセコの一騎打ちだ。
父は母とセコのやりとりを知らないから、完全に第三者だ。
初めからわかるように話せと、要求しているのかな?
わたくしは両親にとがめられながらも、計算機とマジックペンとOA用紙を差し出してきた。
忠告もした。できることは、したのだ。
両親を信じる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます