光の指す方へ

消えそうな光が私を照らす 消えそうな声が私に響く


遠くに暮らす友人も 遠くに見える憧れも


私の声が聞こえたら 私の歌が聞こえたら


どうかちゃんと返事をください どうかちゃんと生きてください


明け方過ぎの電車に揺られ疲れ果ててた


重い体が私を眠りに誘う


明日晴れたらどこへ行こうか 明日雨なら何をしようか


そんなことを考えていたら 駅のホームで傘がくるりと回る笑顔に会えた


消えそうな光が私を照らすよ 消えそうな声が私に響くよ


いつか私にくれたひと いつか私に見せた人


私の声が聞こえたら 私の歌が聞こえたら


どうかちゃんと返事をください どうかちゃんと生きてください


あくる日まだ重たい体を引きずっていた


どうにも動けない私に


そんな私におはようと駅のホームで傘がくるりと回る笑顔に会えた

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