第23話/Life line
ストリートは相変わらず、人であふれていた。俺は毛布でくるんだルゥを抱えたまま、行きかう人並みの中をがむしゃらにかき分けていた 。
「くそ、病院はどこにあるんだ……!」
人気の多いところならと思ったが、見当違いだった。せめて道行く人に話を聞きたいところだが、酔っ払いばかりで話にならない。いっそ、事務所に戻った方が早いか……?
「……ダンナ、何かお困りですか」
「え?」
足を止めると、そこはいつかに来た屋台の前だった。暖簾のすき間から、あの時のオヤジがこちらを見ている。
「……今日はお連れがいるみたいで」
「あ、ああ。オヤジさん、医者を知らないか?急病人なんだ!」
「……医者は知りませんが、お力になれそうな心当たりはあります。それでければ」
「そうか!助かるよ、すぐに頼む!」
「へい」
オヤジはテキパキと店をたたむと、屋台を引き始めた。俺は片手でルゥを背負うと、後ろから屋台を押す。
「オヤジさん、こっちは任せてくれ」
力をこめると、俺の右腕は紅い光を放ち、屋台を猛烈な力で押し始めた。
「……大した力ですな」
「行き先は任せた!悪いが、飛ばさせてくれ!」
俺たちはほとんど走るようにして、屋台をゴロゴロ転がしていった。
通りを逸れて裏道に入り、しばらく走った後。オヤジは一件の店の前で足を止めた。店先には“弁当あります”と書かれた看板がぶら下がっている。弁当屋……?
オヤジは閉じられたシャッターをガンガン叩いた。
「ポッド!起きてるか!」
シャッターの奥からは何の反応もない。だがオヤジは気にせず、何度も鳴らし続ける。それから、十数回ほど叩いたころだろうか。奥から、バタバタと足音が聞こえてきた。やがて、シャッターわきの扉がバタンと開き、そこから中年くらいの女性が飛び出してきた。
「うるさい!何時だと思ってるんだい、このタコオヤジ!」
「すまない。ポッド、急ぎの用だ」
「んなこと知ったこっちゃない!アンタに付き合う暇なんかこれっぽっちもありゃしないよ!」
「……すまない。急患なんだ。看てやってくれないか」
「あん?」
ポッドと呼ばれた女性は、オヤジの後ろのぐったりした少女と、それを抱える男という、奇妙な組み合わせの俺たちを見た。
「……なんだい、“そっち”の仕事かい。分かったよ、入りな」
ポッドは扉の奥に引っ込んだ。オヤジが戸を開けて俺たちを促す。なんだ、ここが医者なのか?どう見ても……
「なにしてんだい!さっさと入っとくれ!」
「は、はい!」
俺は慌てて戸口に飛び込んだ。中はやはりというか、普通の弁当屋の、厨房のようだった。しかしなぜか店の片隅には、一台のベッドが置かれていた。厨房にベッド?
「おいアンタ。そう、そこのアンタだよ。その子をここに寝かせとくれ」
ポッドが俺を手招いた。言われたとおりに、ルゥをベッドにそっと下す。
「いやっ。おにいさん……」
俺が離れようとすると、ルゥはすがるように俺の袖をつかんだ。
「安心おし、お嬢ちゃん。別に取って食おうってわけじゃないよ。アンタ、この子のそばにいてやりな」
「え、ええ……」
俺はベッドの横に立ち、ルゥの手をそっと握ってやった。その表情はいくばくか和らいだようだ。
「お嬢ちゃん、昨日何食べた?」
「たべてない……」
「一番最近は?」
「おぼえてない……」
「そうかい。栄養失調だね……」
ポッドは引き出しをごそごそすると、いくつかの小瓶を取り出し始めた。この人が医者、なのだろうか?
「あの、すみません。あなたはいったい……?」
「んなこと今はどうでもいいだろう。それよりアンタ、この子について、何か知ってることは?」
「え。いや、俺もついさっき知ったばかりで……何かの病気にはかかっているようですが」
「そらこんな状態なら、病気の一つや二つくらいかかるさね。どれ、ちょっと診てみようか」
ポッドはいつの間にか、聴診器やらペンライトやらを手に持っていた。そのままルゥをくるんでいた毛布をはいでいく。
「……ちょっとアンタ。うら若い娘が服を脱いでんだ、少しは気を使いな」
「わっと、す、すみません」
俺は慌てて顔を背けて、目をつむった。衣こすれの音と、ルゥの浅い吐息だけが聞こえる。
「……もういいよ」
しばらくしてから、ポッドがため息交じりにぼそりと言った。目を開けると、ルゥは清潔なシーツに包まれている。
「……ったく、こういう子は何人も診てきたけど、何度見ても気分のいいもんじゃないね」
ポッドは吐き捨てるようにつぶやいた。
「アンタ、この子にあまりとやかく聞くんじゃないよ……このくらいの女の子なら、言いたくないことだってあるもんさ」
「……はい」
「よし。お嬢ちゃん、起きれるかい?これを飲んどくれ、気分がよくなるはずさ」
ポッドはいくつかの粉薬と、水の入ったコップをルゥに差し出した。俺が背を支えてやると、ルゥは何度かむせながらも、それを飲み切った。
「よし、いい子だね。もう楽にしていいよ、ゆっくり休みな。点滴を打つから、ちょっとだけチクッとするからね」
ルゥは握った手にぎゅっと力をこめた。俺はなるべく優しく、彼女に声をかけた。
「大丈夫だ、ルゥ。きみが眠るまでそばにいるよ」
ルゥは安心したように微笑むと、そのまま瞳を閉じた。ポッドが点滴の針を刺す。それからすぐに、ルゥは静かな寝息を立て始めた。
「……これで、彼女は大丈夫なんですか?」
「さぁてね。それは本人次第じゃないかい。内科は専門じゃないから、これ以上は手のつくしようがないよ」
「そう……ですか」
「やれるだけのことはしといたがね。ただ見た目よりは、内の方の調子はいいみたいだよ」
「え?」
「くくく、不思議なもんさね。あたしゃ正直助からないと思ってたんだけど。よっぽど強運なんだろうね、この子は」
ポッドはかかかっと笑う。さっきの、紅い光の影響だろうか。ポッドは丸椅子に腰を下ろすと、タバコに火をつけた。ゆっくりと白煙を吐き出す。
「病人の横で、なんて固いことは言いなさんな。アタしゃ、ホンモノの医者じゃないんでね」
「……ヤブ医者、ってことですか」
「ま、そういうことさ。この町にゃ、まともな医者にかかれないヤツが多いからね。アタシみたいな半端もんでも、ないよりはマシなんだよ」
「そのようですね。おかげで、助かりました」
「ま、大したことしちゃないさ。かといって、慈善事業でもないからね。料金はあのオヤジにきっちり請求しとくから、礼がしたいならあの男に言っとくれ」
「分かりました……慌ただしくて申し訳ないですが、俺も人を待たせているので。今夜はそろそろ」
「その方がかえってありがたいよ。こちとらたたき起こされて寝不足なんだ」
ぐわっと口を開けて、ポッドは大あくびをした。
「では、とっとと行きます」
「そうしとくれ。けど、たまには顔を出しておやり。じゃないと、このお嬢ちゃんが寂しがるからね」
ポッドは鼻からタバコの煙を吐き出しながら、こんこんと眠るルゥを見た。
「……そうさせてもらいます。では」
俺は深々と一礼すると、不思議な厨房兼病室を後にした。ルゥも心配だが、組を放っておくわけにもいかない。キリーたちのもとへ戻らねば。
外に出ると、屋台のオヤジが壁に寄りかかっていた。俺に気づくと、オヤジはぼそっとつぶやいた。
「……あの子は、大丈夫だったんで?」
「ええ、まあ。あのポッドって先生が言うには、持ちこたえてくれそうってことだ」
「……ですか。そいつぁ、なにより」
「オヤジさんにも礼を言うよ。本当に助かった」
俺の言葉に、オヤジは黙って首を振るだけだった。
「……ところで。ダンナ、メイダロッカ組の人間なんですかい?」
「え、ああ」
突然の質問に面食らう。オヤジは相変わらず不愛想な顔のままだったので、意図はわからなかった。
「確かに。俺はメイダロッカ組の組員だよ。オヤジさん、どうしてそれを?」
「風のうわさで。それに、ダンナたちはあれだけ大暴れしたんだ。こっちでは、それなりに有名人ですぜ」
そうなのか。確かに、チャックラック組とケンカしたときは昼間で、やじ馬も大勢いた。そりゃ人目にもつくだろう。
「……この界隈じゃ、とくにダンナたちヤクザの噂が立ちやすいでさあ。ダンナはもう少し、世間の目ってのを気にしたほうがいい。今夜のことも、きっと話題になってるはずですから」
「あ、そうか……」
俺はルゥを抱えて、街中を全力疾走してきたからな。目立って当然だ。
「悪かった、オヤジさん。巻き込んじまった」
「ま、事情が事情でしたから。何度もは御免ですがね」
オヤジはそれだけ言うと、屋台の押し手に手をかけた。もう行ってしまうらしい。俺はオヤジの背中に、一つだけ疑問に思ったことをぶつけてみた。
「……オヤジさんは、ヤクザを嫌ってないのか?」
「はい?」
「あ、いや。迷惑そうに言ってるわりに、何かと助けてもらっているから。どうしてなんだろうって」
オヤジは少しだけ遠くを見つめる目をしたが、やがて口を開いた。
「……先代の組長を知っとるんです」
「先代?」
それは確か、キリーがおじいちゃんと呼ぶ、メイダロッカ組の初代組長だ。
「あの人には、ずいぶん世話になったもんですから。その時の恩を、こういう形で返させてもらっただけでさ」
なるほど。しかし、ここでも“先代”が出てくるのか。ずいぶんあちこちに顔を出す人だったらしい。
「オヤジさんは、先代とはどうして知り合いに?」
「……ま、いろいろありましたから」
オヤジは一言、そういっただけだった。やっぱり話してはくれないか。
オヤジは今度こそ、屋台をゆっくり引き始めた。
「オヤジさん。手伝いたいところだが、今は……」
「ええ。早く組にお戻りください」
「……すまない。この礼は必ず」
「また暇ができた時にでも寄ってくだせぇ」
オヤジは面倒くさそうにてをひらひらふると、屋台をガタゴト言わせて行ってしまった。俺はオヤジに無言で一礼すると、足早に歩きだした。
早く帰ろう。みんなが待ってる。気付けば俺は、闇が薄れ始めた、朝やけのストリートを駆け出していた。
俺が扉を開いた瞬間、待ちわびたようにキリーがわっと駆け寄ってきた 。
「ユキ!ちゃんと帰ってこれたんだね。よかったぁ、どこかで迷子にでもなったのかと……」
キリーの調子は今朝とは違って、いつも通りに戻っていた。よかった、内心ほっとした。
「……ガキじゃないんだぞ、いちおう言っとくが。それより、こっちはなにもなかったか?」
「うん。ウィローから聞いたよ、やっぱり“プラムドンナ”に来といて正解だったね」
そう。俺たちは今、プラムドンナの倉庫にいた。殴り込みを決めた後、キリーたちはこちらに隠れるように打ち合わせていたのだ。
『このまま事務所に残るのは危険ですね。おそらく、今この時も、連中が近くに張っているはずです』
『ウィロー、けどそれじゃあ逃げ出すこともできないじゃないか。何か策が?』
『ええ。逃げ道の一つくらい、用意しておくもんです』
こういう時のために、事務所には“隠し通路”が用意されていた。
事務所の床のタイル、その一つの下に、ぽっかりと縦穴が開いているのだ。穴はそのまま、下にあるステリアのガレージまで繋がっていた。そこで俺とウィローは表から堂々と出て、その背後でキリーたちはこっそり裏口から抜け出したのだ。
「ユキ。それで、どうでしたか。なにか手がかりは残ってました?」
「ああ。みんなにも話すよ」
俺はルゥを見つけてからのことを、みなに話して聞かせた。
「そっか……それじゃあその子は、もう大丈夫なんだよね?」
スーが確かめるようにたずねる。
「ああ。ポッドが言うには、そこまで悪い状態じゃないみたいだ」
「……ですが、気になりますね」
ウィローが神妙な顔でつぶやいた。
「え?何がだ、ウィロー?」
「その子が、突然息を吹き返したことです。確かユキは、刺青と似た紅い光が、その子に流れ込んだと言ってましたね」
「あ、ああ。俺も驚いたよ。あれも唐獅子の力なのかな?」
「私は専門家じゃないですから、詳しくは言えませんが……けれど一つはっきりしてるのは、死にかけた人間を蘇生させるほどの力は、常軌を逸しているということです」
「うん?」
「刺青の力は、基本的にその人の潜在能力を引き出すものです。病気を治すなんて、それこそ魔法ですよ」
そう言われればそうだ。俺もウィローもファンタンも、刺青の能力は肉体の強化だった。何でもありなら、それこそ超能力者だらけになってしまうよな。
「なにも無いならいいのですが……度が過ぎた力は、時に使用者に大きな負荷を与えます」
ウィローは物憂げな表情で言った。すると、キリーがポンと手を打った。
「ユキ、だったら専門家に聞いてみようよ。これからステリアに見てもらお?」
「へ?けど、そろそろ夜が明けるって頃合いだぞ」
「平気へいき!あの子の夜と昼は割と自由に入れ替わるみたいだから」
「いや、意味が分からな……うわわ」
「大丈夫だって!ささ、いこいこ!」
キリーは俺の背中をぐいぐい押してくる。はあ、とアプリコットがため息をつくのが聞こえた。
「それじゃ、あたしは後から追っかけるわ。用が済んだって、あの子たちに話しておかないと」
それだけ言い残して、アプリコットは一人倉庫を出て行った。それを見て、今度はウィローはふうと息をつく。
「今夜ばかりは、彼女に頭が上がりませんね」
「うん?プラムドンナに世話になったからか?」
「というか、獣人たちにって感じです。ただでさえ反感を買ってるのに、そのくせ助けてくれって転がり込んだわけですから……」
「ああ、なるほど……」
「キリー、あなたも本当は、早く気まずい雰囲気から逃げ出したかったんでしょう?」
図星だったのか、ぎくりとキリーが体をこわばらせた。
「……とはいえ、私もそれには賛成です。この先、この状況がひっくり返る出来事が起こればよいのですが」
「うーん……」
そう都合いいことが、転がってくるだろうか。だがこの時、俺の頭上を青い鳥が飛んでいたことには、まだ知るよしもなかったんだけど。
ステリアのガレージは相変わらずシャッターが下りていたが、そのわきの扉にかぎは掛かっていなかった。不用心だが、今はありがたい。俺は一人で、そろりと中に入った。用があるのも俺だけだったので、みんなには先に上がってもらっていた。
「おーい……ステリア、起きてるか?」
そっと声をかけるも、返事は返ってこない。やっぱり寝てるんじゃないのか?あきらめかけて、戻ろうかと思ったそのとき……
「この変態野郎っ!」
「うおぉ!?」
突然、巨大なレンチが振り下ろされた。俺はとっさに腕で防いだが、唐獅子の力越しでも強烈な一撃だった。
「あれ……唐獅子?」
「いてて。ステリア、俺だよ」
「なんだ。不埒ものでも入ってきたのかと思った」
不埒ものって……まぁ、仮にも女の子の一人暮らしなんだから、警戒はするのかもしれないが。
「どうしたの。こんな時間に起きてるなんて、不良少年のすること」
「……じゃあきみは不良少女か?それよりこんな時間で悪いが、少しだけいいか?」
「なに……もしかして、ホントに夜這い?」
「違うから、レンチを置いてくれ……実は刺青のことで、聞きたいことがあるんだ」
「刺青で?」
そう聞いたとたん、ステリアは目を輝かせた。本当に好きなんだな、刺青のこと。
「どうかした?唐獅子が不調なの?」
「いや、何と言ったらいいのか……」
俺は身振り手振りで、先ほど起こったことを説明した。
「刺青の力で病人を治療?ありえない、そんなこと」
「けど、実際になったんだよ。紅い光がガーッてさ」
「ふむ……唐獅子、ちょっと背中見せて」
言うが早いか、ステリアは俺を脱がしにかかった。それを丁重にお断りして(つまり必死に抵抗して)自分でシャツを脱ぐと、ステリアは俺の背をまじまじと見つめた。
「……ん。ここだ」
「どうしたんだ?」
「ほら、これ。自分でも見てみて」
ステリアに促され、俺はいつぞやの鏡の前までいくと、自分の背中を映してみた。そこには変わらず、色鮮やかな唐獅子が描かれている。ぐわっと開いた口、かっと見開かれた目……あれ?
「この獅子って、片目を閉じてたか?」
唐獅子は左目をつむり、隻眼でこちらを睨んでいた。
「ううん。元は両目が開いていた。おそらく、例の蘇生が原因」
「ええ?その力を使ったから、こうなったって言うのか?」
「そう。獅子は破魔の力を持つ、魔除けの象徴でもある。病魔を退けるってことで、その子を治療できたのかも?」
な、なるほど。一応理屈は、通っているのか?これじゃ理屈というか、屁理屈だけど。
「けどそれなら、すっごい便利じゃないか!」
それが本当なら、俺は医者いらずだ。だが、ステリアは静かに首を振った。
「それはきっと諸刃の剣。今回で獅子が片目を閉じたなら、次はもう片方の目がやられる。前にも言ったけど、あなたの刺青は前例がない。両目を失った時、あなたに何が起こるのか、もしくは起こらないのか ……私にもわからない」
「それは……」
今のところ、俺の体に異常はない。だが唐獅子が両目を閉じたら、そのとき……残された目は一つしかない。俺はその“なにか”までの刻限の半分を失った、ということなのだろうか?
「くそ……情け無い話。刺青のことで、私が分からないなんて。師匠なら、何か知ってたかな……」
ステリアは、悔しそうに首を振った。
「けど、これだけは言える。刺青の力は、確かに強力。だけどノーリスクの力なんてのも、この世には存在しない。それを忘れないで」
「……ああ。肝に命じておくよ」
ルゥを助けたあの紅い光は、どうやって使うのかすらまだわからない。だがあの時俺は、心の底からルゥの死を拒絶したかった。俺の心がトリガーなら、自分で制御することもできるはずだ。
だが……
それは、俺が心から望めば、リスクを承知で力を使うこともできる、ということを示しているんじゃないのか……?
続く
《投稿遅れました。申し訳ございません》
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