初めての酒
初めての酒は、不味かった。
大人の味が喉を通った瞬間に
子どもの舌が泣き出してしまった
「お前はもう、子どもには戻れないんだ」と
僕は、その日の酒を恨んだが
今では、一番の親友になっている
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